先週金曜日に今年2回目のインターンが終了した。我が社ではインターン中は「MIT App Inventor」というツールを使い、それぞれ思い思いのアプリを作っていく。最終日にインターン中に学んだことや、作成したアプリの発表を行う。毎年のことではあるが、インターンの皆さんの個性や感性の豊かさにはとても驚かされる。情報系の学部ではなく今までまったくプログラミングの経験が無い人たちが、勉強の時間も含めてわずか2週間の間に素晴らしいアプリを作っていく様子を見ると、本業の我々もうかうかしてはいられないという思いが強くなる。
「MIT App Inventor」は元々はGoogleが提供したツールであったが、2011年にGoogle製品としての提供は終了、オープンソース化され、現在はMIT(マサチューセッツ工科大学)から提供されている。このツールはプログラミングを知らない人達でも簡単にAndroidアプリが作れることを目的とし、あらかじめ多くの部品群が用意されており、それを並べたり組み合わせることによってアプリを作っていくことができる。初期の頃は画面も一つしか使えず、部品も多くはなかったため、やれることは限られていたが、使える画面数や部品の充実により、かなり凝ったことも出来るようになってきている。よほど複雑な動きを行うアプリでなければ、一からプログラミングしていくよりもかなり高い生産性でアプリを作成出来るのではないだろうか。
「MIT App Inventor」と同じくMITから提供されているツールに「Scratch」がある。App Inventorと同じように用意されている部品を組み合わせるだけでアニメやゲームなどを作れるようになっている。子供たちがより簡単にプログラミングの楽しさを学ぶことができるように、あらかじめかわいいキャラクターや背景、音楽が数多く準備されていて、サンプルを作っていくだけでも充分に楽しめる。Scratch2.0からはWebアプリケーションになっているため、インストールすら必要なく、ブラウザさえあれば楽しめるようになっている。
下の画像は一番最初のチュートリアルの途中だが、たったこれだけ並べるだけで、リズムに合わせて猫が踊りだす。
下の画像は、サンプルにある、跳ね返ってくるボールを下に落ちないように打ち返していくゲーム。非常に単純なゲームだが、自分で一から作るとなると簡単にはいかない。scratchならものの数分で作れてしまう。点数を追加したり、ブロック崩しに修正していくのもそれほど手間がかからないだろう。
こうしたツールを触っていると、長年ずっと言われ続けていた自動プログラミングもそう遠い未来ではないことを実感する。画家が単にうまく絵を書けるというだけでは食べていけないように、プログラムを書けるというだけで食べていくことはできなくなる時代が来る。そうした時代に備えてモノを創り出す力を養っていきたい。(池)
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センサー、IoT、ビッグデータを活用して新たな価値を創造
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株式会社ジェイエスピー
横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
「MIT App Inventor」は元々はGoogleが提供したツールであったが、2011年にGoogle製品としての提供は終了、オープンソース化され、現在はMIT(マサチューセッツ工科大学)から提供されている。このツールはプログラミングを知らない人達でも簡単にAndroidアプリが作れることを目的とし、あらかじめ多くの部品群が用意されており、それを並べたり組み合わせることによってアプリを作っていくことができる。初期の頃は画面も一つしか使えず、部品も多くはなかったため、やれることは限られていたが、使える画面数や部品の充実により、かなり凝ったことも出来るようになってきている。よほど複雑な動きを行うアプリでなければ、一からプログラミングしていくよりもかなり高い生産性でアプリを作成出来るのではないだろうか。
「MIT App Inventor」と同じくMITから提供されているツールに「Scratch」がある。App Inventorと同じように用意されている部品を組み合わせるだけでアニメやゲームなどを作れるようになっている。子供たちがより簡単にプログラミングの楽しさを学ぶことができるように、あらかじめかわいいキャラクターや背景、音楽が数多く準備されていて、サンプルを作っていくだけでも充分に楽しめる。Scratch2.0からはWebアプリケーションになっているため、インストールすら必要なく、ブラウザさえあれば楽しめるようになっている。
下の画像は一番最初のチュートリアルの途中だが、たったこれだけ並べるだけで、リズムに合わせて猫が踊りだす。
下の画像は、サンプルにある、跳ね返ってくるボールを下に落ちないように打ち返していくゲーム。非常に単純なゲームだが、自分で一から作るとなると簡単にはいかない。scratchならものの数分で作れてしまう。点数を追加したり、ブロック崩しに修正していくのもそれほど手間がかからないだろう。
こうしたツールを触っていると、長年ずっと言われ続けていた自動プログラミングもそう遠い未来ではないことを実感する。画家が単にうまく絵を書けるというだけでは食べていけないように、プログラムを書けるというだけで食べていくことはできなくなる時代が来る。そうした時代に備えてモノを創り出す力を養っていきたい。(池)
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