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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

プロジェクト振り返り報告会

2014-09-17 11:30:16 | 日記
先日、社内のグループにてプロジェクト振り返り報告会というイベントを行った。趣旨は、この上期に完了した受託システム開発プロジェクトを振り返り、その成果や反省を今後のシステム開発に活かしていこう、というものである。報告会の内容としては、事前にプロジェクト単位に「プロジェクト計画書/完了報告書」なるシートに報告内容をまとめ、プロジェクトリーダがその内容を発表する。そして各発表毎に参加者から意見をもらったり、質疑応答を行うという進行とした。

以前にもこのブログで計画管理の重要性について書いたことがあるが、物事を振り返って評価する場合には、評価の基準となるものが必要だ。行き当たりばったりでやってみて終わってから漠然と感覚論で良かった悪かったといっても基準がない。長い目でみて組織的に確実に向上していくには、ひとつひとつのプロジェクトで具体的に分析を行うことが必要だ。そのためには、プロジェクトの発足時にあらかじめ計画を立ててそれを基準とすることが必要となる。終了時にはその基準に対して計数的に、内容的にどうだったのかという目線で判断する。もちろん計画がパーフェクトで全く問題ないということは現実的には少ない。計画自体が立てられていなかったり、漏れがあったり曖昧だったり、ひと通り立てていても見積りや内容が大きく間違えてしまっていることもある。これらの計画上の問題については、プロジェクト初期の計画時点ではその時点では問題があるということには気がつかない。なぜならその時点ではレビューもした上でそれが正しいと判断したものであるからである。たいてい計画がまずかったと気がつけるのは終わった後である。最悪の場合は計画にが問題にあったということにさえ気がつかないまま終わってしまうかもしれない。また、プロジェクトが進行していく上で状況がだんだんとおかしい方向に向かってしまうことも当然のようにあり、途中で計画の見直しや問題対応の手当も必要だ。このようにプロジェクトの進行中も定期的に状態管理を行うが、プロジェクト運営全体を振り返って、これらの対応が適切に行われていたかも含めてトータルな目線で全体を振り返って点検する節目のイベントが今回の報告会である。

今回は3つのプロジェクトについて行ったが、3つともプロジェクトの背景や特色が異なっていた。
あらかじめ報告の持ち時間を決めていたが、発表には熱が入り予定時間をかなりオーバーしてしまうほどであった。
そのうちの1つのプロジェクトは特に反省点が多かった。特に新しい試みでは失敗することは当然ある。大事なことは同じ失敗を繰り返さないこと。また、よかった点は今後も継続および発展させることだ。
そのためにもこの振り返りイベント自体を継続して行いたい。続けていくうちに品質や生産性などの数値データやプロジェクトの問題の傾向等の分析もできるようになり、また次の計画にとフィードバックしていける。このナレッジについてはなるべく広い範囲で共有して全社の開発業務がよい方向に向かえるようにしていきたい。(辺)

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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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