行こーざ

七夕が有名なとこだよね
背中とかに夜露死苦って入れてたんでしょ
湘南なの？
熱海と同じにおいがする

出身地を話すと大体そんな反応でしょうか。
しかし他から移り住んできた人は、

住みやすい、いい町
電車で相模川を越える辺りになるとほっとする、帰ってきた感じがする
東海道線通勤快速に乗って帰る人を見ると「同士だ…」と思う

少々ずれましたが(分かる人にはすごくよく分かる)、皆共通して住みやすいと言ってくれます。何があるというわけではないのですが、何もないわけではなく、東京にも新宿にも一本でいけますし、そして、どこか心地よい雰囲気を持つ町なのでしょう、地元民はみんな地元が大好きです。

片道2時間かけて通学していたので、1時間半の通勤なんて近いほうだと感覚が麻痺するのも特徴。夜は遅くなるとしょっちゅう寝過ごしていました。帰りはよほど運が良くない限り最初から座れないので、疲れがピークの時は、座ったら必ずタイマーをかけて寝るという癖を付けていてもその前に眠りに落ちてしまい、どれだけタクシー代がかかったことか…

そんな思い出がたくさんつまった地元を離れ、初めて一人暮らしを始めたのはちょうど2011年の震災の頃。肉まんとコーンポタージュ缶で寒さと空腹をしのぎ、3時間かけてまだ住み慣れない土地を歩いて帰ったことを覚えています。(実家だったらとても歩いては帰れませんでした…)

職場が新宿になったので、毎日通勤となるとさすがに通えないと思い、新宿にも本社(横浜)にも行きやすい、東急池上線沿いに住むことになりました。

東急池上線は五反田～蒲田間を走る、東急のマイナー路線の中でも唯一山手線に繋がる線なのです。それでいて田園都市線や東横線に比べて家賃も安く、都内にも神奈川にも行きやすい、とても便利な線です。車両が3両しかないところもまた良い味を出しています。

乗車時間は20分＋10分なので、ほとんど電車で座ることも寝過ごすこともなくなりました。代わりに短すぎて、そろそろ…という感覚がつくまでは寝ていないのに降り損ねることはありましたが。

最寄りの駅前はちょっとした商店街になっていて、保育園があるので子供も多く、ハロウィンや盆踊り、○○祭りといったイベントでしょっちゅうにぎわいます。それを大きな桜の木のある神社の神様が、毎日あたたかく見守っている、そんな風景が地元と重なって、ほっこりした気持ちになる…良い町です。


そんな町も、一緒に住む相手ができたことで、ついに今年でサヨナラをすることになりました。愛着がわいてきたところだったのでとても寂しいのですが、新しい町で、また新しい発見や楽しみが見つけられたらと思います。

まず気になっているのが駅前のIKOZAに入っている温泉施設。引っ越しが落ち着いたら早速行こうと思いますので、次回のブログをお楽しみに。

(い)

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