先週末のスーパーボウルの話題

早くも立春を過ぎ、日中と夜とでだいぶ寒暖の差はあるがだんだんと春の陽気が近づいてきた。暖かくなってくるとスポーツ関係も新しいシーズンを迎えて活発化してくる。先日の週末もアメリカではアメフトのスーパーボウルとプロゴルフのフェニックスオープンの大会があった。どちらも時差の関係で現地のアメリカでは日曜日午後なのだが日本時間では月曜朝の時間帯。そのため、残念ながら生視聴での観戦はできず録画やニュースで結果を知ることになるのだが、両方とも個人的には非常に興味のあった試合であった。

ここで突然ですが、アメフトのスーパーボウルの豆知識のご紹介。

・本場アメリカのプロアメリカンフットボールリーグであるNFLで年間シーズンを通して一番強いチームが決まる天王山の優勝決定戦（野球のメジャーリーグでいうとワールドシリーズ、ただし勝負は１戦で決する）

・当日はスーパーボウルサンデーまたはスーパーサンデーとも呼ばれ、事実上アメリカの祝日となっており、年間で感謝祭に次いで２番目に食糧が多く消費されることでも知られる国民的なイベント

・テレビ放送も毎年年間最高視聴率を記録する（日本でいうと年末の紅白歌合戦のようなものか）

・視聴者数が多いため試合の合間に流されるスポット広告の宣伝効果は絶大。ただし宣伝費も莫大で、わずか30秒の広告費は500万ドル(日本円で約６億円)。今年は日本の企業も新型ゲーム機の広告を行った

・前半と後半の間の休憩時間(ハーフタイム)には毎年恒例で豪華なショーが行われ、過去にはマイケル・ジャクソンはじめスーパースターによるミニライブが行われている。今年はレディー・ガガ。ちなみに出演者にとって出演すること自体非常に栄誉あることだが、交通費や宿泊費を除いては原則としてノーギャラ(チャリティーへの寄付等はあり)らしい。

・ハーフタイムには全米の視聴者が一斉に休憩を取りトイレを使うことで上下水道に負荷がかかり水道管事故が発生したことがあったとかなかったとか。

・アメフトの試合(大会)の○○ボウルの「ボウル」は球の意味のボール(BALL)ではなく、試合をするスタジアムの形状がお椀（BOWL）に似ていることに由来する。

スーパーボウルの開催地は毎年変わり、今年の舞台はテキサス州ヒューストンのNRGスタジアム。試合はさすがに本場の最高峰だけあって、スピードとパワーと戦略が高いレベルで融合した見ごたえのある大逆転劇であった。

冒頭でも書いたが、今週は同時にテキサス州の隣の隣の州であるアリゾナ州のスコッツデールで米プロゴルフツアーのフェニックス・オープンが行われ、日本の松山英樹選手が最終日に追い上げプレーオフの結果、こちらも逆転劇で優勝、日本人初の同大会２連覇とツアー通算４勝目の偉業を達成し非常にエキサイティングであった。こちらの話題についてはまた別の機会で。(辺)

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