前回の続き。
我々が想定している家賃よりも高い物件がニンジンの様にぶら下がっている!そのニンジンは果たして・・・!?
---
妻「((照)が前回感じたよさげな)物件ってどうですか?」
店員め、「こういうときは奥さんを攻めろ!」っていうマニュアル通りに攻めてきやがって!私は平日は仕事で家を空けるが、奥さんは居る。なぜなら専業主婦だからだ。長く居る人に対してセールストークを仕掛けたほうが陥落させ易いのは至極当然。ターゲットを絞ったときの営業のトークは私たちも見習うところがあるかもしれない。
店「ちょうど昨日あがってきた物件なんですよ」
店「ほぼ奥様のご希望どおり(※)の物件ですよ」
※築浅でもっと静かで車も殆ど通らず虫が出ない、そして駅から近い、家賃は今のところ+10000までなら、というもの。あらためて見返すまでもなく「おめぇ、何いってんだ?」と、悟○が喋ってくれる勢いだ。
そんなに上手い話があるなんて、これまで生きてきた中で「あるはずがない」というのは学習済みだ!
店「ただ、ちょっと駅からは遠くなりますが・・・」
照「(来たな!?)ほら、遠くなっちゃうって」
店「ただ、ちょーっと家賃が高くなりますが・・・」
照「(何ぃ!?続ける・・・だと!?)ほら、、や」
妻「+15000までならOKです」
照「(えぇぇぇええ!?)えぇぇぇええ!?」
店「それでしたら大丈夫ですね(ニッコリ)」
照「えぇぇぇええ!?(あれ?どうしてこうなった??)」
店「まだ3年経ってないんですよ」
妻「ホントですか?すごい!」
店「ただ、条件によっては日当たりがアレですけど・・・」
照「(アウトじゃないんですか?)アレってなんですか?」
店「ベランダが西向きなので、日当たりを気にするタイプの方は気になるかと思います」
妻「全然気にしません」
照「(ヤダ、この人男らしい!)フーン・・・」
既に奥さんの頭の中は、今の生活費でどこをどうすればこの物件の家賃を捻出できるかを計算していたようだが、私は少し違うことを考えていた。
照「(通勤がなぁ・・・)遠くなるってどれくらいですか?」
店「この路線を使います」
照「マジっすか!?これで通勤?」
店「えぇ、結構多いんですよ」
店「朝の通勤時間は少し混みますね」
店「でも乗換駅までの乗車時間は5分ですよ」
照「うーん・・・トータルで20分か・・・」
店「無料の駐輪場があるので、自転車で来る人も多いようです」
照「(・・・チャリ、それだ!)ふむ」
照「ねぇ、新しいじて・・・」
妻「新しい自転車買ってあげるよ!」
照「(くっ、このニュータイプが!)ふむ」
店「今から物件を見に行きますか?」
店「まだ住んでいるので外観だけですが」
妻「はい、ぜひ!ね、いいよね(ニッコリ)」
照「う、うん・・・」
今住んでいる物件は駅まで徒歩20分。駅にある駐輪場は有料で、しかも今は止められる自転車が無いくらいいっぱい。新しい物件は自転車を使えば5分で駅まで到着する。歩いても15分。少しは距離が近くなるか。と、自分を納得させるための材料を探し始めた時点で勝敗は決している。
不動産屋さんから車で15分ほどで目的のアパート近くまでやってきた。このアパート、最後の最後で難関が待ち構えていた。
照「え?ココを通るんですか?」
店「そうなんですよ。少し狭いですよね」
妻「私はムリだ・・・」
店「だから、というわけではないんですが、駐車場代は5,000円です」
照「(車種が)限られちゃいますもんね」
照「こりゃ大変だ」
不動産屋さんの車はコンパクトカーだ。このコンパクトカーで少しの余裕がある、という道幅だ。しかもちょうどカーブのあたりに大きなお屋敷から伸びる生垣が行く手を阻む。高い運転技術を要した者でなければ左右のドアにいかした模様がプリントされるゼ!
左にカーブしながらの上り坂を登ると、こんなところに?と思うほどの隠れ家っぽいアパートが現れた。いや、よく言えば「隠れ家っぽい」。悪く言えば「何でこんなところに建てたんだ?」だ。外観だけで今住んでいる築33年のボロイアパートに比べれば「竪穴式住居」と「城」だ。それくらい衝撃をうけたファーストインパクト。
車から降りて少し歩く。駐車場は4台分。4部屋のアパートなので1部屋につき1つは確保されるようだ。(照)は車持ってないけど。この「城」は建ってからまだ3年経っていないためキレイな外観だ。しかもココまで車で来る人はココに住んでいる人かもう少し坂を上った先にある大きな家1軒だけなので交通量は皆無である。虫?は今は冬なので分からないけどリスがいた。コジュケイもいるらしい。
間取りはこんな感じ。
妻「気に入っちゃったよ」
照「そう?ちょっと駅から遠くない?」
妻「健康のために少しは歩いたほうがいいよ」
照「絶賛健康だから」
店「都市ガスなのでガス代も抑えられますよ」
照「(やめて!これ以上ゴール前に絶妙なクロスを上げないで!)いや、だから・・・」
妻「ゲームもし易くなるんじゃない?」
照「(グラリ)なるほど・・・」
店「ペットも飼えますよ」
照&妻「飼いません」
店「家族が増えても、保育園、幼稚園、小学校が近いですよ」
照&妻「ふーん」
店「お風呂も追い炊き機能がついてます」
照&妻「何ぃぃぃいいい!??」
店「では戻ってもう少し詳しいお話をしましょうか?」
照&妻「ぜひ!」
新しい自転車が手に入って、お風呂も追い炊きができるようになって、奥さんも喜んでいる。私が少しだけ我慢すれば丸く収まるならそれもいいかな。
妻「(照)のお小遣いは減らすことになるね」
解説「お~~~~っと、まさかの発言です。(照)は完全に足が止まりましたね」
---続く
(照)
moniswitch
今お使いの離床センサーがそのまま使える!
離床センサーのスイッチ入れ忘れ事故を防止する
monipet
動物病院の犬猫の見守りをサポート
病院を離れる夜間でも安心
ASSE/CORPA
センサー、IoT、ビッグデータを活用して新たな価値を創造
「できたらいいな」を「できる」に
OSGi対応 ECHONET Lite ミドルウェア
短納期HEMS開発をサポート!
GuruPlug
カードサイズ スマートサーバ
株式会社ジェイエスピー
横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
我々が想定している家賃よりも高い物件がニンジンの様にぶら下がっている!そのニンジンは果たして・・・!?
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妻「((照)が前回感じたよさげな)物件ってどうですか?」
店員め、「こういうときは奥さんを攻めろ!」っていうマニュアル通りに攻めてきやがって!私は平日は仕事で家を空けるが、奥さんは居る。なぜなら専業主婦だからだ。長く居る人に対してセールストークを仕掛けたほうが陥落させ易いのは至極当然。ターゲットを絞ったときの営業のトークは私たちも見習うところがあるかもしれない。
店「ちょうど昨日あがってきた物件なんですよ」
店「ほぼ奥様のご希望どおり(※)の物件ですよ」
※築浅でもっと静かで車も殆ど通らず虫が出ない、そして駅から近い、家賃は今のところ+10000までなら、というもの。あらためて見返すまでもなく「おめぇ、何いってんだ?」と、悟○が喋ってくれる勢いだ。
そんなに上手い話があるなんて、これまで生きてきた中で「あるはずがない」というのは学習済みだ!
店「ただ、ちょっと駅からは遠くなりますが・・・」
照「(来たな!?)ほら、遠くなっちゃうって」
店「ただ、ちょーっと家賃が高くなりますが・・・」
照「(何ぃ!?続ける・・・だと!?)ほら、、や」
妻「+15000までならOKです」
照「(えぇぇぇええ!?)えぇぇぇええ!?」
店「それでしたら大丈夫ですね(ニッコリ)」
照「えぇぇぇええ!?(あれ?どうしてこうなった??)」
店「まだ3年経ってないんですよ」
妻「ホントですか?すごい!」
店「ただ、条件によっては日当たりがアレですけど・・・」
照「(アウトじゃないんですか?)アレってなんですか?」
店「ベランダが西向きなので、日当たりを気にするタイプの方は気になるかと思います」
妻「全然気にしません」
照「(ヤダ、この人男らしい!)フーン・・・」
既に奥さんの頭の中は、今の生活費でどこをどうすればこの物件の家賃を捻出できるかを計算していたようだが、私は少し違うことを考えていた。
照「(通勤がなぁ・・・)遠くなるってどれくらいですか?」
店「この路線を使います」
照「マジっすか!?これで通勤?」
店「えぇ、結構多いんですよ」
店「朝の通勤時間は少し混みますね」
店「でも乗換駅までの乗車時間は5分ですよ」
照「うーん・・・トータルで20分か・・・」
店「無料の駐輪場があるので、自転車で来る人も多いようです」
照「(・・・チャリ、それだ!)ふむ」
照「ねぇ、新しいじて・・・」
妻「新しい自転車買ってあげるよ!」
照「(くっ、このニュータイプが!)ふむ」
店「今から物件を見に行きますか?」
店「まだ住んでいるので外観だけですが」
妻「はい、ぜひ!ね、いいよね(ニッコリ)」
照「う、うん・・・」
今住んでいる物件は駅まで徒歩20分。駅にある駐輪場は有料で、しかも今は止められる自転車が無いくらいいっぱい。新しい物件は自転車を使えば5分で駅まで到着する。歩いても15分。少しは距離が近くなるか。と、自分を納得させるための材料を探し始めた時点で勝敗は決している。
不動産屋さんから車で15分ほどで目的のアパート近くまでやってきた。このアパート、最後の最後で難関が待ち構えていた。
照「え?ココを通るんですか?」
店「そうなんですよ。少し狭いですよね」
妻「私はムリだ・・・」
店「だから、というわけではないんですが、駐車場代は5,000円です」
照「(車種が)限られちゃいますもんね」
照「こりゃ大変だ」
不動産屋さんの車はコンパクトカーだ。このコンパクトカーで少しの余裕がある、という道幅だ。しかもちょうどカーブのあたりに大きなお屋敷から伸びる生垣が行く手を阻む。高い運転技術を要した者でなければ左右のドアにいかした模様がプリントされるゼ!
左にカーブしながらの上り坂を登ると、こんなところに?と思うほどの隠れ家っぽいアパートが現れた。いや、よく言えば「隠れ家っぽい」。悪く言えば「何でこんなところに建てたんだ?」だ。外観だけで今住んでいる築33年のボロイアパートに比べれば「竪穴式住居」と「城」だ。それくらい衝撃をうけたファーストインパクト。
車から降りて少し歩く。駐車場は4台分。4部屋のアパートなので1部屋につき1つは確保されるようだ。(照)は車持ってないけど。この「城」は建ってからまだ3年経っていないためキレイな外観だ。しかもココまで車で来る人はココに住んでいる人かもう少し坂を上った先にある大きな家1軒だけなので交通量は皆無である。虫?は今は冬なので分からないけどリスがいた。コジュケイもいるらしい。
間取りはこんな感じ。
妻「気に入っちゃったよ」
照「そう?ちょっと駅から遠くない?」
妻「健康のために少しは歩いたほうがいいよ」
照「絶賛健康だから」
店「都市ガスなのでガス代も抑えられますよ」
照「(やめて!これ以上ゴール前に絶妙なクロスを上げないで!)いや、だから・・・」
妻「ゲームもし易くなるんじゃない?」
照「(グラリ)なるほど・・・」
店「ペットも飼えますよ」
照&妻「飼いません」
店「家族が増えても、保育園、幼稚園、小学校が近いですよ」
照&妻「ふーん」
店「お風呂も追い炊き機能がついてます」
照&妻「何ぃぃぃいいい!??」
店「では戻ってもう少し詳しいお話をしましょうか?」
照&妻「ぜひ!」
新しい自転車が手に入って、お風呂も追い炊きができるようになって、奥さんも喜んでいる。私が少しだけ我慢すれば丸く収まるならそれもいいかな。
妻「(照)のお小遣いは減らすことになるね」
解説「お~~~~っと、まさかの発言です。(照)は完全に足が止まりましたね」
---続く
(照)
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