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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

バッグ

2010-04-23 11:43:14 | 日記
 6年ほど使っていたバッグの隅が破れ、バッグの形を整えるための針金が飛び出す有様になったことを機会に、新しいバッグに買い換えた。

 私が社会人になった30年ほど前には、バッグ売り場には皮製品があふれていたものだが、現在は人工皮革ものが主流だ。昔は人工皮革のバッグは、安物のバッグとして購入するビジネスマンのプライドが許さなかった。同じように肩からかけるタイプのバッグも、ビジネスバッグではないとみなされていたため、手提げタイプまたはバッグの底を持つタイプのバッグが多かった。

 学生時代から変わらずリュックサックタイプのバッグを背負って通勤する人もいる。ジムで着替えるスウェットスーツやスポーツシューズを入れている、と言う人の話を聞いたことがある。大きなバッグを背負って歩く人には、混んでいる電車に乗る時のマナーに気を付けてもらいたいものだ。

 最近では、その昔女性の買い物用と思われていたトートバッグを、多くの若者が男女ともに利用している。ビジネスバッグの世界にもトートバッグ風バッグが進出しており、バッグ売り場の多くを占めていた。
 ポケットが多く持ち物を分類しやすいトラベラーバッグタイプと特に分類を気にせず、ズドンと大きく口を開けるトートバッグタイプ、やけに薄っぺらい板状のシンプルタイプなど、以前に比べるとバッグの形態は非常に幅広く個性豊かになってきたように思う。
 しかし、色や模様と言うことになると、昔と比べると完全に没個性化しているように思えてならない。正直言って、ビジネスバッグ売り場は黒ばっかりだ。たまに、シルバーやグレー、ブラウンのものも混じるが、主流は、とにかく黒い。ま、スーツも黒ばっかりだからコーディネートするとこうならざるを得ないのだろうか。

 以前の上司はバッグを持たない方だった。必要な情報はみんな頭には入っているか、部下に任せる。で、バッグを持たず両手を振って元気良く歩き、お客様に笑顔を振りまいて元気良く次のお客様のところに行く。必要もない小間ものをバッグに常備し、重さで体をかしがせている私と比べるとなんと健康的な方だろうと思ったものだ。
 私の場合、読み物が終わってしまうことがおそろしく、ほとんどの場合、2冊読み物を持ち歩いている。ほとんどそのためにバッグを持ち歩いているようなものだ。それに、常日頃使うあてもないカメラのさくらやのカードやビックカメラのカードなど、もしかしたら急に使うことになったら困るんじゃないの、という強迫観念からあれこれのカードを持ち歩いている。仕事系の情報は手帳以外ほとんど持って歩かないので、本とカードの問題が解決されたらバッグは必要なくなる可能性がある。

 タブレット型PCが柔らかい軽い素材で成形され、クニャと腕に巻き付けて持ち運べるようになれば、私はバッグを持たなくなるかもしれない。少し進化して腕に巻いたまま電話ができるようになれば、それもいい。そうなれば、スーツがタブレットPCの充電機能を持つように進化するだろう。AOKIのリクルートスーツの発電能力は10w/h、CO2年間削減量はなんと500kg、新人ならこれぐらい貢献しなきゃね、なんて上戸彩のお嬢さんが3Dテレビでコマーシャルする日も来るかもしれない。
 バッグを持たない人が増える日が来るのか、色とりどりのビジネスバッグが流行る日が来るのか、楽しみにしていたい。


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地球人

2010-04-22 10:56:58 | 日記
 NHKの龍馬伝の中で、最も面白い場面のひとつが先週の勝海舟との出会いのシーンなのではないかと思う。咸臨丸でアメリカを目指して太平洋の荒波を渡った若者たちについて、勝が言う「海を渡りながら、幕府でもねぇ(無い)、長州でもねぇ、土佐でもねぇ、あいつらは日本人になって行った」というせりふは胸を打つ。生まれてからずっと藩のために育てられ生きてきた若者が、その認識を超え、力を合わせることにより日本人に生まれ変わって海を渡り、日本人としてアメリカ人に対峙したに違いない。ご先祖様はえらかった。

 それから100年が過ぎ、世界は当時の日本と同じように混乱しテロが絶え間ない。日本でもねぇ、アメリカでもねぇ、中国でもねぇ、地球人になる、そのためには、私たちはどこを目指せば良いのか?
 それぞれの国の民族として誇りを持ちながらも、地球人であるという認識に立たないと解決できない問題が多いのではないかと思えてならない。

 これは企業のあり方にも大きな影響を及ぼす認識だと思う。
 仮にジェイエスピーが土佐藩士による土佐藩の会社だとしよう。新人教育で教える内容や、業務内容は、土佐藩の国益を基礎として考えることになるに違いない。これは小さい。しかし、100年前はこれが常識だったのだ。
 では、ジェイエスピーが地球人による地球の会社だとしよう。新人教育で教える内容や、業務内容は、地球の生物益を基礎として考えることになるに違いない。これは大きい。しかし現在、これは常識ではない。

 全世界の方々が自分は地球人である、と言う認識に立てるようになるのはいつ頃なのであろうか?
 2020年には、地球上のアフリカ以外の全地域が生産年齢人口(15歳から64歳の人口)の減少傾向に転じ、2050年になってもなおアフリカの人口は増え続けると総務省統計局では予想している。へぇ、アジア全体が2020年か、あと10年すぐだなぁ、と思う反面、アフリカの発展はいつまで続くのかと思うほど継続的だ。

 日本の歴史を振り返った時、人口が急増して「人口ボーナス」を受け取っている間は、国益以外に目が向かないのではないかと思えてならない。アジアではインドが人口ボーナス期間が最も長く2050年代まで、アフリカの多くの国が人口ボーナスを教授できる状況になるのが2050年代以降と考えられているようなので、世界的な人口ボーナス消費期限は22世紀になるのだろうか?
 つまり、また100年経った頃、100年前は世界中の人達が、生まれたときに所属していた地域の益を中心に考える生活を送っていた、それが常識だった。地球人が地球人としての認識を持つようになったのは、ようやくここ数十年のことだ、などと語られるようになるのだろう。ああ、まだまだ先だ。

 しかし、携帯電話が普及し、スマートフォンが進化している今、情報を国家が統制できる限界は超えている、はずだと信じたい。一人の地球人であろうとする気持ちが、地球人を増やす。


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アンドロイド

2010-04-21 13:46:24 | 日記
 アンドロイドと言えば、グーグルのモバイルOSのことのように言われる昨今だが、もともとは、「人造人間」を指した。
 アンドロイドはロボットとどう異なるのか?例えば鉄腕アトムはロボットだが、ドラゴンボールで後にクリリンの嫁さんになる「18号」や映画「エイリアン」に登場した科学主任アッシュ達はまさしくアンドロイドだ。機械式に組み立てられたのがロボットで有機物と機械を組合せたり培養したりして作られたのがアンドロイドだといえるだろう。とは言ってもターミネーターをアンドロイドとは言いたくない。綾波レイもアンドロイドと言えるかも知れないが、範疇としてはクローンに入るのだろうか。
 
 アンドロイドとともにSF心を揺さぶる言葉に、「サイボーグ」がある。誤解している人が多いようだがサイボーグは人間である。きっちり人間として誕生し、その後何らかの理由で外科手術し、体の一部をスーパーな機械に変えた人達のことをサイボーグと呼ぶ。だから「僕の彼女はサイボーグ」という綾瀬はるか主演の映画は完全に題名を間違えている、と私は思う。映画の中の「彼女」は明らかにアンドロイドでありサイボーグではないのだ。本来、「僕の彼女はアンドロイド」と呼ぶべきだった。
 日本では「サイボーグ009」というアニメが一世を風靡した。長いマフラーが邪魔にならないか心配でならなかったが、マフラーが原因で敗れたこともなかったようだ。アメリカのドラマで「600万ドルの男」やバイオニックジェミーなどが人気のサイボーグものだった。
 
 だがここでアメリカ人ならSFファンでなくても知っている「スタートレック」に触れなくてはならない。スタートレックには任務により地球周辺のパトロールと宇宙探査を行うシリーズと宇宙ステーション中心のシリーズ、それにホワイトホールを通過して遥かな知らない星系にさまよい出てしまった宇宙船が地球に戻るまでを描いたシリーズなど多彩なシリーズがある。このさまよう宇宙船を「ボイジャー」という。太陽系を超えて深宇宙に飛び出した人類最初の探査船の名前を付けた宇宙船である。
 ボイジャーはスタートレック唯一の女性艦長が指揮する船だ。遠い知らない宇宙で遭遇する幾多の困難に真正面から立ち向かい乗り越えて行く不屈の艦長だ。中でもたびたび危害を加えてくる敵を「ボーグ」という。ボーグキューブという四角い巨星に乗って宇宙の生物を片っ端からサイボーグ化している血も涙もない恐ろしいやつらだが、そのうちのひとりに血も涙も持っているとびきりの美女がおり、ボイジャーのクルーに加わって「ボイジャー」の危機を何度も救う。彼女の名前を「セブン」と言う。
 SF大好きなアメリカ人なら、セブンと言えばラッキーセブンという言葉以上に、このボーグのセブンを思い出すに違いない。マイクロソフトが最新OSをセブンに決めたと聞いた時、これはボイジャーのセブンだな、と思ったものだが、込めた思いはあながち間違ってはいないのではなかろうか。

 スタートレックでは、艦を自爆させ敵を倒そうと言う作戦が何度か実行されるが、そんな時、クルーの誰もが絶対巻き返してやる、と心に誓って乗り込む乗り物が、脱出Podだ。
 Podで一時撤退した乗組員は、必ずもう一度戦いを挑み、目的をとげる。スティーブ・ジョブズがiPodを出した時、心に誓った思いが、勢いとなってセブンやアンドロイドを凌いでいるように思えてならない。


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歴史

2010-04-20 16:40:31 | 日記
 「わが家の歴史」という三谷幸喜原作のテレビドラマを見た。残念ながら長過ぎてリアルタイムでは見られず、録画して週末に見たのだが、一気に見るにはかなり疲れる大作だ。月曜日は、おかげで目がかすんだ。だが、おもしろかった。
 そして、ジョン・アービングの「ホテル・ニューハンプシャー」を思い出した。原作の小説も映画もおもしろい作品だ。できれば小説の方を読んで頂きたい。あなたが若い方なら、アービングの処女作「熊を放つ」を読んでから読んで頂きたい作品だ。
 なんと、「熊を放つ」は、今をときめく「1Q84」の作家、村上春樹の日本語訳で販売されている。ロストジェネレーションと呼ばれた1920年代以降のアメリカ作家たちの流れを汲む若者の夢と挫折の物語だ。明るくおしゃれなのにどこかせつなく心に残る。
 アメリカは移民の国であるため、自分がどこから来てどのように生きてきた人種の末裔なのか気になるらしい。自分を育てた家族と、その家族を育てた家族と、そのご先祖様達のことをずいぶん気にする。「ルーツ」というアレックス・ヘイリーの作品があった。アフリカから奴隷としてアメリカに渡った少年のその後、孫の代までが描かれていた。2時間枠で流されたドラマだったが当時はヒマだったのか、家族みんなでテレビに釘付けになった記憶がある。

 「わが家の歴史」は、「ルーツ」のような前評判でもなかったし、内容もそんなに過酷なものではない。
 番組の冒頭に映し出される一枚の白黒写真。そこには運動会のパン喰い競争に参加した家族一同の奮闘振りが写っているのだが、「ぼく」はその写真をなんと大切に誇らしく感じているか、3夜2時間ずつかけて、その訳が語られるのだ。
 「ぼく」が今こうしていられるのは、誰のおかげなのか。「ぼく」を生んで育ててくれた父と母は、どんな苦労をしてここまで来たのか。その母を生んで育ててくれた祖父と祖母はどんな人生を送って来たのか。どこにでもある普通の家族の中に、どれだけ多くのドラマが生まれ積み重なって行くのか。小さなエピソードをこれでもかと重ね重ねて「ぼく」は写真の家族の自慢をした。

 誰かが本当に心から大切に思っているものの話を聞くのは、おもしろい。

 そして、「なぜ」そうあるのか、歴史を知らずに理解することはできない。
 歴史好きの人が増えている、という。新しい理解につながってくれるといい。


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明日

2010-04-19 13:54:31 | 日記
 生と死に直結している場所であるからだろう、病院を舞台にしたドラマは見ごたえがあるものが多いように思う。テーマ曲作りもまた、うまい人を選択しているようだ。
 テーマ曲となった吉田美和作詞の「何度でも」と桜井和寿作詞の「HANABI」は、それぞれ座右の銘にしたいほどの歌詞ではないか。1万回ダメでもあきらめない、もう1回がんばれば、そのもう1回が何か変えてくれるかもしれない。だから、もう1回。
 Dreams Come True と Mr.Children 、どちらも日本を代表するアーティストだと思う。この2組のアーティストたちが、それぞれに色合いは異なるものの、明日を信じる気持ちを歌ってくれた。ドラマもさることながら、この歌に励まされて壁を乗り越えた人もいたのではないだろうか。
 やってもやってもうまく行かない時、それでももう1回チャレンジしてみる気持ちを奮い立たせるのは大変なことだ。逃げ出してしまいたくなるのはあたりまえで、その気持ちを押さえ込んで踏みとどまっていると、踏みとどまる事ができない言い訳がパンドラの箱を開けたかのように一斉に飛び出して来て、それがまたさらに自分を嫌な気持ちにさせるのだ。
 逆に、自分でも信じられないぐらいうまくことが運んでしまった場合、その次に進めない、ということが起きる。これ以上の自分を演出することなどできない、という思いと、ま、ここまでしたからもういいかと言う思いが、石のように体と心を重くしてしまう。
 オリンピックで金メダルを獲った選手などがいい例だろう。それでも次をめざして努力し続けている人には、金メダル以上のメダルを贈りたい。

 吉田美和が言う「どうしてわからないんだ? 伝わらないんだ? あえぎ嘆きながら自分と戦ってみる」と。桜井和寿が照れながら逆説的に言う「臆病風に吹かれて波風が立った世界を、どれだけ愛することができるだろう?」と。
 ここは12年連続して自殺者が年に3万人を超える国だ。モチベーションの有無などと言う言葉に心を支配されてしまっている人も多かろう。
 だが、頑張るしかないではないか。ダメでもともとだ。ここで終わってはいけない。何度でも何度でも失敗してみればいいのだ。頑張れ。頑張ろう。


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