早慶戦

　昨日の日曜はあわただしかった。ヤンキースがくだらない負けを喫したのを確認してから、お千代保稲荷に出かけた。なんだか信心深くなったような気もするが、前回参拝したときに参道の様子が余りに面白かったので、是非もう一度行きたいと思っていた。２回目になるとあまり新しい発見はなかったが、相変わらず人の多さには驚いた。願い事を抱えた人々がこんなにいるのかと思う反面、これだけ多くの人が集うということはかなりのご利益がある証拠なのかなと思ったりした。

　　
お稲荷さんは商売繁盛を願う場所であるから、会社の名刺を社殿に残す人が多い。私も真似してみようと、随分昔に作った名刺を残してきた。右の写真に写っている石は、一度持ち上げた後、願い事を思いながら「重くなれ」または「軽くなれ」と祈って、もう一度持ち上げた時に石の重さが思いの通りに変化したら、願い事がかなうという言い伝えのある石だそうだ。まさかそんなことが・・、と思いながらも試してみた。「軽くなれ」と願って持ち上げたら少し軽くなったような気がした。ちょっと嬉しかった。
　
　帰り際に駐車場のトイレの入り口を見たら、ツバメが巣を作っていた。雛がかなり大きくなっていて、いくつも並んでいるので巣がちっぽけに見えた。


昼食を食べたり途中で買い物をしたりして、帰宅したのは３時近かった。急いでＴＶを点けた。早慶戦を観るためだ。息子が徹夜で入場券を買って応援しに行ってるというから、土曜・日曜とＴＶの録画をして、あわよくば息子の姿を眼にしようと思っていた。試合の結果は斉藤佑樹投手の好投もあって、早稲田が春期リーグの優勝を決めた。それはそれで喜ばしいことだが、１塁側のスタンドばかり気になって、試合に集中できなかった。どの辺りにいるのか知りたくて何度も電話したのだが、全くなしのつぶてだった。
　ところが夕方近くなって、息子から電話がかかってきた。それによると、１戦目は応援しに行ったのだが、２戦目はサークルの用事があって、観戦に出かけることができなかったそうだ。「なんだ・・」と残念がる私に神宮球場で使った応援グッズの写真を送ってきてくれた。


どうせなら優勝した試合も応援に行っていろよ、と思った。そのあたりの間の悪さが息子らしいのかもしれない。進歩していない・・。
　しかし、野球のルールなどほとんど知らない息子でも、入場料５００円を払えば半日近く遊んでいられるのだから、なんて楽しいイベントだろう。提灯持った優勝パレードが行われるとＴＶで言っていたので、「行くのか？」とメールでたずねたところ、
「わかんない。学校行ってやってたら行くかも」
と返信をくれた。どんな風に行われるのか皆目見当もつかないが、もし万一息子の姿がＴＶに映ったりしたら嬉しくなってしまうだろうな。



（ＰＳ）
息子から、優勝パレードを写した写真が送られて来た。