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日食観測器

 1週間後に皆既日食が観測できる。皆既日食が起こる理由は6月24日の記事に簡単に書いておいたが、やはり実際に観測しなければ意味がない。ぼーっと眺めるだけでも十分楽しめそうだが、やはり観測に適した器具があればそれを使いたい。目に有害な赤外線や紫外線をカットする加工を施した「日食メガネ」というものもあるようだが、わざわざそんなものを買う気は起こらない。だが、できるだけきちんと観測はしたい、そんな気でいたところ、12日の毎日新聞に「日食観測器を作る」という記事が載っていた。「ピンホール・ビューワー」などとかっこいい名前もついているが、作り方は至って簡単そうなので、物は試しと作ってみることにした。

《主な材料》
・紙製の大小の筒(長さが50cmあれば1本でもよい。小さい筒は食品用ラップの芯など。大きい方は洋酒の箱などの大きさで底のあるものがいい。四角いダンボール箱でも)
・アルミホイル
・白い紙


今回私が用意したものは、長さ30cmのラップの芯と、同じく約30cmほどのリソグラフのマスターが巻いてある芯。ちょうどぴったりな物を見つけられて首尾よくいけそうな予感がした。

《作り方》
①小さい筒の一方の先をアルミホイルで覆い、真ん中に針で約1ミリの穴を開ける。⇒アルミホイルできっちり覆った後はセロテープでホイルが落ちないように止めた。


②大きい筒の底に白い紙を張る。⇒紙を大きな筒の底の形に合わせて切り、糊付けした。

 

③大きな筒の上部を、小さな筒の大きさに合わせてくりぬく。小さな筒との間のすき間はガムテープなどでふさぐ。⇒大きい筒に上蓋はないので、小さい筒にガムテープを巻いていき、大きい筒に差し込むのにちょうどいい太さにした。差し込んで全体を50cmの長さにしておいて、動かないよう周りをガムテープで固定した。

 

④側面に切手大ののぞき穴を開ける。⇒大きい筒は厚いダンボールでできているので穴を開けるのは大変だったが、なんとか完成!!
 


 さっそく太陽を覗いて見た。「きれいな像をつくるには、筒を正しく太陽に向けること。筒の影を見て、一番小さいときが正しい向きだ」と書いてあったが、「筒を正しく太陽に向ける」ことがなかなか難しい。しかも太い筒はきっともっと太い物の方がスクリーンが大きくなって、太陽の像を見つけやすいのだろう。ちょっと失敗した気もしたが、あれこれ試行錯誤するうちに一瞬きれいな像が見えた。すごい!と叫びながらも、ちょっとコツがつかめたようで、その後はずっと光の像を捉えることができた。しかも運良く写真にも撮れた!!


 いい感じ!!
 一週間後が楽しみだ!!
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