毎日いろんなことで頭を悩ましながらも、明日のために頑張ろうと自分を励ましています。
疲れるけど、頑張ろう!
接触事故
7時から授業が始まる中3生をバスで迎えに行って、塾に戻ってきたところ、いつも自転車で来る一人の塾生(Aくん)が自転車置き場の辺りで自転車をかまっていた。
「どうした、もう授業だぞ」
と私が声を掛けると、
「僕、今そこで事故ったんすよ」
「なんだって?」
「車とぶつかったんです。吹っ飛びました」
「ケガは?」
「手が少し痛いだけで・・」
「他は?」
「他に痛いところはないス。でも、自転車がおかしくなったみたいで」
「ケガしてなきゃいいけど・・。相手は?」
「車から降りてきて『大丈夫?』って訊いてきたから、『大丈夫』って答えました。そしたら、ブーッと行っちゃいました」
「だめだよ、そんなの。相手の名前とか訊いたの?」
「訊いてないッス。でも、そこの工場の名前がついた仕事着着てたし、車のナンバーも覚えているから」
「それならいいけど・・。よし、オバさん呼ぶから、オバさんに状況を話してくれ」
と妻に電話で事情を手短に話して、すぐに来てもらった。
「もう授業だから教室に行くけど、この子の家に電話して、来てもらってくれ」
「それもそうだけど、警察に届けるべきだよ」
「う~~ん、そうだよなあ。きちんとしといた方がいいに決まってるよなあ。じゃあ、すぐに電話して。Aくん、伯母さんと警察の人が来たら、状況を話してくれよ」
と言い置いてから、私は教室に入った。教室ではAくんの友だちたちがガヤガヤと話していたが、取りあえず授業を始めた。
10分ほど経ったら、パトカーが2台もやって来た。さらにもう一台警察のワゴンも・・。そしてAくんのお母さんも駆けつけてきた。
「何だかすごいなあ」
生徒たちも気になるようで、いつもよりも勉強に身が入らない。ちょうど中間試験の終わったばかりの生徒が大半で、少し気が抜けているのも仕方のないとは思ったが、それではまだ試験が終わっていない生徒たちに迷惑がかかるから、いつも以上に気を引き締めて授業を行った。
かなり事情聴取や実況見分に時間がかかったようで、Aくんが教室に戻ってきたのは、8時半過ぎだった。
「もう今日は帰れって、お母さんが言うから帰ります」
「そのほうがいいな。で、相手は見つかったのか?」
「僕の覚えていたナンバーが違ってたみたいで、今のところ見つかってないみたいです」
「そうか。もし、どこか痛くなったら、すぐに医者に行けよ」
「分かりました」
と言ってAくんは帰っていった。まずは、大きなケガがなくてよかった・・。
後で、事情聴取に立ち会っていた妻から聞いたところ、道路の三叉路で出会い頭にぶつかったのだそうだ。Aくんも飛び出し気味だったようで、警察の人から注意されていたそうだが、それにしても、自転車と接触事故を起こして、簡単に様子を訊ねただけで、離れて行ってしまった運転手も、ちょっといい加減すぎる。いくら子供が「大丈夫」と言ったところで、親に連絡するとか、自分の連絡先を教えるとか、もう少し親身な対応をしなくてはいけないだろう。明日になればその運転手を警察が見つけてくれるだろうが、猛省してもらいたいと思う。
しかし、私にもいつこうした場面が起こるかもしれない。その時に慌てないだけの心づもりはしておくべきだろうが、それよりもそうした事故を引き起こさないよう、今までにも増して交通安全に心掛けなければならない。
「どうした、もう授業だぞ」
と私が声を掛けると、
「僕、今そこで事故ったんすよ」
「なんだって?」
「車とぶつかったんです。吹っ飛びました」
「ケガは?」
「手が少し痛いだけで・・」
「他は?」
「他に痛いところはないス。でも、自転車がおかしくなったみたいで」
「ケガしてなきゃいいけど・・。相手は?」
「車から降りてきて『大丈夫?』って訊いてきたから、『大丈夫』って答えました。そしたら、ブーッと行っちゃいました」
「だめだよ、そんなの。相手の名前とか訊いたの?」
「訊いてないッス。でも、そこの工場の名前がついた仕事着着てたし、車のナンバーも覚えているから」
「それならいいけど・・。よし、オバさん呼ぶから、オバさんに状況を話してくれ」
と妻に電話で事情を手短に話して、すぐに来てもらった。
「もう授業だから教室に行くけど、この子の家に電話して、来てもらってくれ」
「それもそうだけど、警察に届けるべきだよ」
「う~~ん、そうだよなあ。きちんとしといた方がいいに決まってるよなあ。じゃあ、すぐに電話して。Aくん、伯母さんと警察の人が来たら、状況を話してくれよ」
と言い置いてから、私は教室に入った。教室ではAくんの友だちたちがガヤガヤと話していたが、取りあえず授業を始めた。
10分ほど経ったら、パトカーが2台もやって来た。さらにもう一台警察のワゴンも・・。そしてAくんのお母さんも駆けつけてきた。
「何だかすごいなあ」
生徒たちも気になるようで、いつもよりも勉強に身が入らない。ちょうど中間試験の終わったばかりの生徒が大半で、少し気が抜けているのも仕方のないとは思ったが、それではまだ試験が終わっていない生徒たちに迷惑がかかるから、いつも以上に気を引き締めて授業を行った。
かなり事情聴取や実況見分に時間がかかったようで、Aくんが教室に戻ってきたのは、8時半過ぎだった。
「もう今日は帰れって、お母さんが言うから帰ります」
「そのほうがいいな。で、相手は見つかったのか?」
「僕の覚えていたナンバーが違ってたみたいで、今のところ見つかってないみたいです」
「そうか。もし、どこか痛くなったら、すぐに医者に行けよ」
「分かりました」
と言ってAくんは帰っていった。まずは、大きなケガがなくてよかった・・。
後で、事情聴取に立ち会っていた妻から聞いたところ、道路の三叉路で出会い頭にぶつかったのだそうだ。Aくんも飛び出し気味だったようで、警察の人から注意されていたそうだが、それにしても、自転車と接触事故を起こして、簡単に様子を訊ねただけで、離れて行ってしまった運転手も、ちょっといい加減すぎる。いくら子供が「大丈夫」と言ったところで、親に連絡するとか、自分の連絡先を教えるとか、もう少し親身な対応をしなくてはいけないだろう。明日になればその運転手を警察が見つけてくれるだろうが、猛省してもらいたいと思う。
しかし、私にもいつこうした場面が起こるかもしれない。その時に慌てないだけの心づもりはしておくべきだろうが、それよりもそうした事故を引き起こさないよう、今までにも増して交通安全に心掛けなければならない。
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