毎日いろんなことで頭を悩ましながらも、明日のために頑張ろうと自分を励ましています。
疲れるけど、頑張ろう!
「藁の楯」
映画「藁の楯」を見てきた。その簡単なストーリーは次のよう。
「孫娘を殺害された政財界の大物・蜷川が、新聞に「この男を殺してください。清丸国秀。御礼として10億円お支払いします」と行方不明の犯人殺害を依頼する全面広告を掲載。日本中がにわかに殺気立ち、身の危険を感じた犯人の清丸国秀(藤原竜也)は福岡県警に自首する。警察は警視庁警備部SPの銘苅一基(大沢たかお)、白岩篤子(松嶋菜々子)ら精鋭5人を派遣し、清丸を福岡から警視庁まで移送させる。しかし、清丸への憎悪と賞金への欲望にかられ、一般市民や警護に当たる警察官までもが5人の行く手を阻む」
藤原竜也と大沢たかおが出ることは知っていたが、内容はほとんど知らずに見に行ったが、最初から最後まで話に引き込まれて、2時間余の上映時間があっという間に過ぎてしまった。
まず、大沢たかおがいい。なんだか物分かりがいいナイスガイを演じる彼をみることが多く、この映画の中でも、「もうそろそろ殻を壊せよ!」とイライラすることも多かったが、最終盤で藤原竜也演じる犯人に襲いかかったときの形相は迫力満点で、今まで知らなかった大沢を見た気がして、少なからず感動した。同時に、もっと破天荒な役を演じる彼を見てみたいと思った。
藤原竜也の演じる犯人は、まさに唾棄すべき鬼畜であり、一刻も早く抹殺すべき存在であると最初から最後まで思っていたが、それは、そう思わせるに足る演技を藤原がしていたことの表れであり、いい役者になったもんだと感心した。この間、名古屋での藤原の舞台を見てきた妻が、「すごかった」とひたすら感激していたのも頷ける。蜷川の呪縛から少し解放されたのかもしれない
その他にも、良い役者が揃っていた(思い返せばジャニーズやAKBがまったく出ていなかった。スッキリ・・)
松嶋菜々子はともすると、映画「SP」の真木よう子と比べてしまいそうになったが、年齢を重ねて可愛いだけの女優ではなくなったんだな、と実感した。
山崎努は御年76才だそうだが、枯木のようになりながらも確固たる存在感のある希有な役者であると改めて思った。かっこいい・・。
伊武雅刀は後頭部が綺麗なV字に禿げていたのが深く印象に残った・・。
妻が言うには、この映画、カンヌでは苦戦したそうだが、それは最後まで警護対象の清丸を守り通そうとするSP・銘苅の心情を外国人には理解できないからではないだろうか、と思った。かく言う私でも、「早く殺してしまえ!!」と何度も思ったほどだから、立派なことは言えないが、それでも、懊悩しながらも職務を全うしようとする銘苅を称えようと思わなくもないから、日本人にしか分からない心の機微を外国人に理解させようとすること自体に無理があるのだろう。
とは言え、私にはとても面白い映画だった。
「孫娘を殺害された政財界の大物・蜷川が、新聞に「この男を殺してください。清丸国秀。御礼として10億円お支払いします」と行方不明の犯人殺害を依頼する全面広告を掲載。日本中がにわかに殺気立ち、身の危険を感じた犯人の清丸国秀(藤原竜也)は福岡県警に自首する。警察は警視庁警備部SPの銘苅一基(大沢たかお)、白岩篤子(松嶋菜々子)ら精鋭5人を派遣し、清丸を福岡から警視庁まで移送させる。しかし、清丸への憎悪と賞金への欲望にかられ、一般市民や警護に当たる警察官までもが5人の行く手を阻む」
藤原竜也と大沢たかおが出ることは知っていたが、内容はほとんど知らずに見に行ったが、最初から最後まで話に引き込まれて、2時間余の上映時間があっという間に過ぎてしまった。
まず、大沢たかおがいい。なんだか物分かりがいいナイスガイを演じる彼をみることが多く、この映画の中でも、「もうそろそろ殻を壊せよ!」とイライラすることも多かったが、最終盤で藤原竜也演じる犯人に襲いかかったときの形相は迫力満点で、今まで知らなかった大沢を見た気がして、少なからず感動した。同時に、もっと破天荒な役を演じる彼を見てみたいと思った。
藤原竜也の演じる犯人は、まさに唾棄すべき鬼畜であり、一刻も早く抹殺すべき存在であると最初から最後まで思っていたが、それは、そう思わせるに足る演技を藤原がしていたことの表れであり、いい役者になったもんだと感心した。この間、名古屋での藤原の舞台を見てきた妻が、「すごかった」とひたすら感激していたのも頷ける。蜷川の呪縛から少し解放されたのかもしれない
その他にも、良い役者が揃っていた(思い返せばジャニーズやAKBがまったく出ていなかった。スッキリ・・)
松嶋菜々子はともすると、映画「SP」の真木よう子と比べてしまいそうになったが、年齢を重ねて可愛いだけの女優ではなくなったんだな、と実感した。
山崎努は御年76才だそうだが、枯木のようになりながらも確固たる存在感のある希有な役者であると改めて思った。かっこいい・・。
伊武雅刀は後頭部が綺麗なV字に禿げていたのが深く印象に残った・・。
妻が言うには、この映画、カンヌでは苦戦したそうだが、それは最後まで警護対象の清丸を守り通そうとするSP・銘苅の心情を外国人には理解できないからではないだろうか、と思った。かく言う私でも、「早く殺してしまえ!!」と何度も思ったほどだから、立派なことは言えないが、それでも、懊悩しながらも職務を全うしようとする銘苅を称えようと思わなくもないから、日本人にしか分からない心の機微を外国人に理解させようとすること自体に無理があるのだろう。
とは言え、私にはとても面白い映画だった。
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