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タイヤ

 もうそろそろタイヤを替えないといけないのは分かっているけど、4本替えるとなるとかなりの額になってしまって、おいそれとは踏み出せない。ギリギリまで粘って、もうダメだとなるまでは何とか今のタイヤでだましだましやっていくしかない、そう思っていたところ、そんな思惑もあっという間に吹っ飛ばしてしまうような物がタイヤに見つかった。


 タイヤの側面に削ったような傷跡があり、そこが膨らんでいる。このままほかっておいたら、そこが破裂するか、空気漏れがおこるかしそうで、どうにも気持ちが悪い。こういうときは専門家に診てもらうのが一番だから、早速ディーラーまで走って行った。

「ちょっと見てもらいたいものがあるんですけど」
「はい、何でしょう」
「このタイヤなんですけど・・」
「おお・・・・・・・・」
「どうですか、危ないですよね、これ」
「ええ、危険です。多分このキズの箇所をどこかで傷つけられたんだと思います。今はまだ耐えているような状態ですけど、高速を走ったりしてタイヤが熱を持ったりすると破裂する可能性があります」
「うう、替えなきゃ行けないですよね」
「そうしてもらいたいですね」
「ミゾも大分なくなってきたし・・」
「前はもう替え時ですね。後ろは・・(と言ってタイヤをのぞき込む)まだいいようです。前が225で後ろが255ですから、太さが違うので、ローテーションで移し替えたりすることができないので、どうしてもタイヤの減りに偏りができますね」
「じゃあ、取りあえず前2本を替えればいいんですか?」
「そうですね。そうしてください」
「分かりました。お願いします。でも、2本でも高いですよね」
「ええ、このタイヤは高いですね。う~~ん、グレードを落としたり、タイヤのメーカーが後ろと違ったりしても構いませんか」
「ええ、そんなの気にしません。安い方がいいです」
「分かりました。探してみます」

 タイヤに大枚をはたくくらいなら、車ごと買い換えてやろうかとも、思ってみたが、まだ1年半近くローンが残っている今現在では、それはちょっと無謀すぎる。それに今年末にはクーペが4シリーズに格上げされて新型車が出るから、それまで待った方がいいと、ディーラーの人も言っていた。何をどうしたら一番いいのか、いくら考えてもよく分からないから、今のところはタイヤを2本替えることでお茶を濁しておくことに決めた。
 まあ、今後の目標は、車を買い替えるために少しでもお金を貯めることだが、これが一番難しい・・。




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赤江

 塾が終わって、日曜日の恒例となっている散歩に出掛けた。愛犬タロウを連れての散歩はなかなか骨が折れるが、それなりに楽しい一時であるから、私も妻も楽しみにしている。
 昨日は雨が降っていて、傘をさしての散歩だったため、公園を訪れる人は一人もいず、まさに貸し切り状態だったのは面白かった。いつもなら公園の高台にあるベンチに腰掛けてビールを飲みながらとりとめのない話をして時を過ごすのだが、雨が降ってはそれもかなわず、いつもの場所とは対角線にある屋根付きのベンチに座ることにした。公園の緑も雨で霞みがちで、森閑とした中、雨の音が聞こえるばかりで、妻との会話も声を落としがちになってしまった。
 小一時間もそうしていただろうか、タロウを繋いであった鹿舎の柵に近づいて行ったところ、いつもは舎の中にいてこちらを窺っている鹿の「赤江」の姿が見えない。
「おい、変だぞ」
と妻に声を掛けたら、
「でしょう、さっきから変だなと思っていたけど、まさか・・」
「いないのかな・・」
すると、「赤江」の紹介が書いてある標識にこんな張り紙がしてあるのを見つけた。


 嗚呼!!知らなかった。受験の終わった3月の半ば過ぎから、この散歩を再開したのに、赤江がいないことに何故気付かなかったのだろう。いつだったか、久しぶりに赤江の写真は撮った気がするのだけど、それ以来鹿舎に近づかなかったということなのだろう。それにしても迂闊だった・・。
 調べてみたところ、3月17日に散歩を再開した記事があるから、その時に赤江の写真を撮ったかもしれない。携帯の写真ギャラリーはすぐに削除してしまうから残っていない。だが、ひょっとしたら、このブログにアップロードしてあるかもしれない、と思って探してみたら、あった!!!


 命日から察すると、最期から1週間前の姿・・。思い返せば、妻が「赤江!!赤江!!」と叫んでも、蹲ったまま動かなかったような記憶がある。かなり衰弱していたのかもしれない・・。
 だが、偶々にせよ、彼女の最後の写真を残せたのは運がよかった。帰り際に公園を管理している人に話を聞いたところ、老衰が死因だったそうだ。享年が何歳だったのかははっきりしないようだったが、天寿を全うしたと思いたい。
 成仏しろよ。

 係の人によれば、この後鹿舎は壊されるだろうとのことだったが、それは勿体ない。鹿の害で困っている地域もあるのだから、殺さずに捕獲してこの鹿舎で飼育してはどうだろう。
 市に陳情してみよう。


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みぎわさん

 「もうすぐ塾の入り口のアマリリスが咲くぞ」
と嬉しそうに私が言ったら、一人の女子生徒が
 「アマリリスって何?」
とトンチンカンなことを訊いてきたので、
 「玄関の横にある小さな花壇に植えてある花のこと」
と答えたところ、
 「なんだぁ、みぎわさんの犬のことかと思った」
とさらにトンチンカンなことを言ったので、私がキョトンとしていたら、
 「みぎわさんて、まるちゃんの同級生」
なるほど、ちょっとごっつい顔しているけど、めちゃめちゃ女の子っぽいあのみぎわさん。


 『みぎわ花子。まる子のクラスの学級委員。花輪君のことが大好き♡
  他の女の子が花輪君と仲良くしていたりするとやきもちを焼く。
  バレエを習っている。飼っている犬の名前は「アマリリス」。  お母さんも似たような顔。お母さんからは「はなこさん」と呼ばれている。
  みぎわさんのおじいちゃんの誕生日は4月23日。冬田さんと気が合う』

 本当だ!さらに調べてみたところ、その犬はブルドッグだそうな・・。しかもちょっとみぎわさんに似ているという噂も・・。
 まあ、ナルシスト気味のみぎわさんなら不細工な犬にでも「アマリリス」という名前を付けそうだが、このところアマリリスに心を奪われている私にとっては、かなり不満を感じる命名だ。だって、みぎわさんの「アマリリス」って、こんな顔してるんだよ。


 愛嬌があるって言えば言えるかもしれないけど、豪奢な花をつけるアマリリスには似ても似つかぬご面相・・。ちょっとアマリリスに失礼だ。
 多分、この犬に名前を付けた人はアマリリスがどんな花を咲かせるのか知らなかったのではないだろうか。かく言う私も、その一人だったから、そんな気がしてならない。アマリリスという花は、社会的な認知度が案外低いのかもしれない。
 さくらももこがその辺りを鑑みて、わざと不細工犬にアマリリスという名を与えたとしたならば、彼女の洞察力の鋭さには脱帽するしかない・・。


 
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またまたアマリリス

 GW中に行った三貴フラワーセンターで、アマリリスの球根を一個買ってきたのは記事にしたが、だんだん暖かくなって、塾舎の玄関横に地植えしてあるアマリリスがぐんぐん大きくなってきたのを見ているうちに、「そう言えば、三貴フラワーセンターで売れ残っていた、ポットに入ったアマリリスの栽培セットはどうなったんだろう。球根から芽が出ていたから、それも大きくなったんだろうな」とつい気になってしまった。そうすると、もういけない、ずっとポットのアマリリスが頭から離れなくなってしまった。そのうち、「俺が買ってやらなきゃ誰も買ってやらないぞ。あのまま大きくなって綺麗な花を咲かせても誰も喜んでくれないぞ。買わなきゃ。絶対買わなきゃ」そんなバカげた想念がぐるぐると頭を回り始めてしまったから、もうダメだ、買いに行かなきゃ!!いてもたってもいられないほどの気持ちで、水曜日、三貴フラワーセンターに行ってきた。

 思ったとおり、ポットは3箱残っていた。芽はかなり伸びていて、1箱などつぼみも膨らみかけていた。「よかった、間に合った」と胸をなで下ろしながら、さあ、どれを買っていこうかと悩み始めた。真っ赤な花の咲く「レッドライオン」は欲しくてたまらなかった品種だから、すぐに買うことにした。「ミネルバ」は赤い花弁の中心付近がうす黄色に染まる綺麗な花の持ち主だから、これも買うことにした。あと1つ、「アップルブロッサム」はGWに球根を買った品種だから、買わなくてもいいかな、と迷っていたところ、「全部買うために来たんでしょ」という妻の一言で吹っ切れて、これも買うことにした。3箱とも半額近くになっていたから、案外安く買えたのはラッキーだった。世話をせずに花だけ楽しめて、しかも半額!なんて申し訳ない気もするが、私としては嬉しい限りだ。
 で、これが買ってきたアマリリスたちの様子。

 


 そして、塾舎の入り口のアマリリス。


 あと1週間から10日で咲くかなあ・・。


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レゴ #3315 「Lovely House」

 とうとう禁断の園に足を踏み入れてしまった・・。
 レゴのフレンズ・シリーズ、女の子のためのレゴ、その中から「#3315 ラブリー・ハウス」を買ってしまった。しかも2個。


 というのは、このラブリー・ハウス、組み立てても張りぼて状態で、家の体を成していない。それじゃあ、私のレゴタウンの一角に加えることができないから、二つ買って合体させればいいだろうと簡単に考えて、一度に2つ買ってみた。さすがにこの可愛らしい箱を2つ抱えてレジに並ぶのはかなり度胸がいるので、チキンな私はアマゾンで注文したのだが・・。
 しかし、本当に可愛らしい。色目が優しくて、ミニフィグもレゴらしくない。「禁断の園」というのは少しばかり誇張しすぎかもしれないが、私のようなおっさんが無闇に踏み込むべきではないのは感じられる。組み立てながら、禁忌を破った後ろめたさと、文字通りラブリーな家を組み立てられる楽しみとが入り交じった不思議な感覚が味わえた。何だか癖になりそう・・。

 一度に2つを合体させるのは難しそうなので、取りあえず1つだけを先に組み立てることにした。

 

 


 

 


 

 

 



 さあ、これをどうやって合体させようか・・。
 腕の見せ所だ!!









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馬酔木

 「『アセビ』って知ってる?」
 「ん?」
 「馬が酔う木って書いて『馬酔木(あせび)』って読む木」
 「『アシビ』だろう、それ」
 「違う、『アシビ』」
 「『馬酔木(あしび)っていう短歌か俳句の雑誌が明治にあった気がするけど」
 「そんなの知らないけど、「アセビ」って本に書いてあったから」
 「それならそれでいいけど、そのアセビがどうした?」
 「虫除けになるんだって。最近、庭の竹を切ったら蚊がワーッと出てきた話はしたよね」
 「聞いた気がする」
 「そこにアセビを植えたらどうだろうって思ったから」
 「そりゃいいかもね。でも、本当に効果あるの?」

『アセビ(馬酔木)は、ツツジ科の低木で日本に自生し、観賞用に植栽もされる。別名あしび、あせぼ。
 本州、四国、九州の山地に自生する常緑樹。やや乾燥した環境を好み、樹高は1.5mから4mほどである。葉は楕円形で深緑、表面につやがあり、枝先に束生する。早春になると枝先に複総状の花序を垂らし、多くの白くつぼ状の花をつける。果実は扇球状になる。しかしこの種は有毒植物であり、葉を煎じて殺虫剤に利用される。有毒成分はグラヤノトキシン(旧名アセボトキシン)。
 馬酔木の名は、馬が葉を食べれば毒に当たり、酔うが如くにふらつくようになる木という所からついた名前であるとされる。 多くの草食哺乳類は食べるのを避け、食べ残される。そのため、草食動物の多い地域では、この木が目立って多くなることがある。たとえば、奈良公園では、シカが他の木を食べ、この木を食べないため、アセビが相対的に多くなっている。逆に、アセビが不自然なほど多い地域は、草食獣による食害が多いことを疑うこともできる』

 「加工しなきゃいけないみたいだぜ」
 「ふ~~ん、そうか・・」
 「でも、あって損はない木みたいだから、買いに行くか」
 「そうだね・・」


 「へえェ、『クリスマスチェアー』なんて名前が付いているんだね」
 「別に馬酔木のままでいいのになあ。何でも横文字を有り難がるのは、そろそろやめにしたらいいのに・・」
 「本当にそうだよねえ」
 「で、どこに植える?」
 「竹の辺りと、玄関の前、それに鬼の横はどうかなあ?」
 「それでいい、それでいこう」


 「よし、これで大丈夫。本当に虫除けの効果があったらいいのになあ」
 「きっとあるよ・・」




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接触事故

 7時から授業が始まる中3生をバスで迎えに行って、塾に戻ってきたところ、いつも自転車で来る一人の塾生(Aくん)が自転車置き場の辺りで自転車をかまっていた。
「どうした、もう授業だぞ」
と私が声を掛けると、
「僕、今そこで事故ったんすよ」
「なんだって?」
「車とぶつかったんです。吹っ飛びました」
「ケガは?」
「手が少し痛いだけで・・」
「他は?」
「他に痛いところはないス。でも、自転車がおかしくなったみたいで」
「ケガしてなきゃいいけど・・。相手は?」
「車から降りてきて『大丈夫?』って訊いてきたから、『大丈夫』って答えました。そしたら、ブーッと行っちゃいました」
「だめだよ、そんなの。相手の名前とか訊いたの?」
「訊いてないッス。でも、そこの工場の名前がついた仕事着着てたし、車のナンバーも覚えているから」
「それならいいけど・・。よし、オバさん呼ぶから、オバさんに状況を話してくれ」
と妻に電話で事情を手短に話して、すぐに来てもらった。
「もう授業だから教室に行くけど、この子の家に電話して、来てもらってくれ」
「それもそうだけど、警察に届けるべきだよ」
「う~~ん、そうだよなあ。きちんとしといた方がいいに決まってるよなあ。じゃあ、すぐに電話して。Aくん、伯母さんと警察の人が来たら、状況を話してくれよ」
と言い置いてから、私は教室に入った。教室ではAくんの友だちたちがガヤガヤと話していたが、取りあえず授業を始めた。

 10分ほど経ったら、パトカーが2台もやって来た。さらにもう一台警察のワゴンも・・。そしてAくんのお母さんも駆けつけてきた。
「何だかすごいなあ」
 生徒たちも気になるようで、いつもよりも勉強に身が入らない。ちょうど中間試験の終わったばかりの生徒が大半で、少し気が抜けているのも仕方のないとは思ったが、それではまだ試験が終わっていない生徒たちに迷惑がかかるから、いつも以上に気を引き締めて授業を行った。

 かなり事情聴取や実況見分に時間がかかったようで、Aくんが教室に戻ってきたのは、8時半過ぎだった。
「もう今日は帰れって、お母さんが言うから帰ります」
「そのほうがいいな。で、相手は見つかったのか?」
「僕の覚えていたナンバーが違ってたみたいで、今のところ見つかってないみたいです」
「そうか。もし、どこか痛くなったら、すぐに医者に行けよ」
「分かりました」
と言ってAくんは帰っていった。まずは、大きなケガがなくてよかった・・。

 後で、事情聴取に立ち会っていた妻から聞いたところ、道路の三叉路で出会い頭にぶつかったのだそうだ。Aくんも飛び出し気味だったようで、警察の人から注意されていたそうだが、それにしても、自転車と接触事故を起こして、簡単に様子を訊ねただけで、離れて行ってしまった運転手も、ちょっといい加減すぎる。いくら子供が「大丈夫」と言ったところで、親に連絡するとか、自分の連絡先を教えるとか、もう少し親身な対応をしなくてはいけないだろう。明日になればその運転手を警察が見つけてくれるだろうが、猛省してもらいたいと思う。

 しかし、私にもいつこうした場面が起こるかもしれない。その時に慌てないだけの心づもりはしておくべきだろうが、それよりもそうした事故を引き起こさないよう、今までにも増して交通安全に心掛けなければならない。


 
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「探偵はBARにいる」

 日曜日にTVで「探偵はBARにいる」を見た。映画を地上波で見るのは本当に久しぶりだったので、途中でCMが入るのが妙に懐かしく、「ああ、昔はこんな感じで映画を見ていたなあ・・」と感慨に耽ったりもした。でも、いくらトイレタイムが確保できると言っても、情趣を損なうことは否めない。
 この「探偵はBARにいる」は続編が公開されたばかりで、その宣伝効果を狙ったTV放映であることは重々承知していたが、一昨年に劇場で上映されたときは、大泉洋と松田龍平というコンビの意外さに興味が引かれ、見に行きたいとは思っていたものの、何かの都合で果たせなかっただけに、新聞のTV欄でこの映画が放映されることを知ったときは嬉しかった。公開当時も結構評判がよかった映画だったから、楽しみに見始めた。
 が、ストーリーはさほど取り立てて言うほどのものではなかった。謎解きにしては結末は安易に想像できるし、アクション映画としては目を見張るシーンもなかった。だが、私はそんなものに期待していたわけではない。ただあのおちゃらけ男の大泉洋がどんな探偵を演じるのか、そして「探偵物語」の工藤ちゃんの長男がどんな役を演じているのかに興味があっただけなので、正直言って次の写真を見るだけで十分だったのかもしれない。


 大泉洋が結構しぶい。随分昔に深夜番組でユルユルの彼の番組をよく見たが、その時に感じたねちっこさがまるでない。お笑い芸人出身かと思いたくなるキャラだが、役者から芸能活動を始めたというプロフィールに嘘はなかった。探偵として格好いいかどうかは別にして、探偵らしさが随所に現れていて、なかなかの好演だったと思う。
 松田龍平の方は、探偵の助手であり空手の名人という触れ込みだが、茫洋とした役が妙に似合っていた。松田優作の晩年はこんな顔をしていたなあ、と言いたくなるほどオヤジを彷彿とさせる顔立ちは、松田優作が生き返ったようで、ファンの私としては思わず拝みたくなるほどだ・・。どんどんいい役者になって、オヤジを越えられるよう頑張って欲しい。
 
 なら、この1作目を見て、2作目を見たくなったかと問われれば、しばし返答に窮してしまう。ストーリーのつまらない映画はやっぱりつまらないけど、出演者に魅力を感じる場合は、ストーリーの瑕疵を埋めて余りあることもよくある。迷うなあ・・。少し待ってDVD化されてから見ても十分だな、という気がしないでもないけど・・。


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オオワラジカイガラムシ

 GWが終わって1週間になるため、今更という印象は拭えないが、その時に撮った写真を消去してしまったため、記事にしたくてもできなかったことがある。それは、我が家の庭に生えている樫の木についた虫のこと。ダンゴムシのような外見ながら、全身に白く粉が吹いたような形状で、見ただけでゾッとする虫。それが大量に発生しているのを見つけた妻が、半ばパニクって樫の木を根元から切ろうとするのを何とか押しとどめて、伸び放題になっていた枝葉を剪定することで妥協させ、ギリギリのところで命脈を保つことができたのだが、そのおどろおどろしい虫が果たして害虫なのかどうかも分からず、枝葉を剪定してかなりすっきしりたものの、またそんな気持ちの悪い虫が発生しないようにするにはどうしたらいいのか分からないままでいた。それがやっと虫の名前が判明したものだから、その写真も見つけられて、やっと記事にすることができるようになった。

 

 今見てもゾッとするが、この虫の名前は、「オオワラジカイガラムシ」の幼虫。何やらごたいそうな名前だが、調べてみたところ次のようなことが分かった
『雌成虫では1cm以上になる大型のカイガラムシ。小判型で、全体暗赤褐色。自らが分泌したロウ物質により、白い粉をまぶしたように見える。
幼虫で越冬するが、室内に侵入したり洗濯物に付くなど、不快害虫として問題になることがある。
人畜に対する直接的害はない。
雄は雌とまったく異なった形態で、黒ずんだ翅がある』
 この幼虫が成長すると、次の写真のようになるらしい。

 

 幼虫だけでなく、成虫になっても気持ちの悪い虫だ。これだけ見ても、枝ごと駆除してよかったな、と思う。
 で、さっぱりした樫の木の写真だが、これも写真がなくなってしまったので、改めて撮ってからアップする。

 妻はこのオオワラジカイガラムシが何年か前にこの樫の木に広がった、すす病の原因だと言っているが、本当だろうか・・。

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頑張れ、ロストラータ!!

 今ちょっと心配なのは、ロストラータ。3月14日の記事に、剪定をしたことが書いてあるが、その後トゲトゲの色が日に日に悪くなってきて、枯れたような色のものが多くなってしまった。
 「ヤバイかなあ・・」
と妻に言うと、
 「でも、二冬越したんでしょう。何で今更枯れたりするの?」
 「そんなことなど分からんけど、心配だなあ・・」
 トゲトゲだけでなく、幹も触ってみるとカスカスした感じがして、ますます心配になる。毎日、庭の入り口に植えてあるロストラータを見る度、妻と同じ会話を続けてきたような気がするが、先日ロストラータの状態が一段と悪くなっているのを発見してしまった。色の悪くなったトゲトゲをじっと見ていて、何気なく引っ張ってみたら、簡単に剥がれてしまったのだ。


 「えっ?大丈夫?」
と思いながら、トゲトゲの根元を見たら、黒い煤のような物が中心を覆っているのが分かった。
 「腐りかけてるのかな・・」
とびっくりして、どんどんトゲトゲをめくっていったら、とうとうこんな状態になってしまった。


 これが、私の欲しくてたまらなかったロストラータのなれの果てか・・。自分で剥いておきながら落胆してしまうのもアホみたいだが、果たしてこのままにしておいていいのだろうか。悩むところだが、中心部からは新しい芽が伸びてきているようにも見えるし、残ったトゲトゲはなんとか緑をキープしているようだから、ひょっとしたらここから反転攻勢、元気を取り戻してくれるかもしれない。是非そうなってもらいたいが、ここ数年の経験で、植物が難しいことは骨身に染みているから、私はただただ復活できるよう祈るばかりだ。

 頑張れ、ロストラータ!!

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