★ 近隣の小中学校は今日が終業式。「あゆみ(成績表)」はどうだっただろうか。明日からの春休み、事故なく過ごしてほしいものだ。塾では春期講座が始まる。
★ さて今日は、柳広司さんの「ジョーカー・ゲーム」(角川文庫)から「幽霊」を読んだ。
★ 日中戦争が泥沼化する昭和15年頃。陸軍参謀本部は、皇紀2600年の記念祝典で爆弾テロが起こるとの情報を得た。どの集団がこの計画を立て、実行しようとしているのか。背後にイギリス総領事の影がちらつき、その真偽を探るため、スパイ組織「D機関」が動き出す。
★ D機関のエージェントはテーラーに勤める蒲生次郎という人物になりすまし、総領事の公邸に入り込む。総領事は白か黒か。この判断を間違えば、日英間の外交問題、更には戦争にも発展しかねない。
★ 物証を得るため、ある夜、蒲生次郎は領事館に忍び込む。
★ このストーリー、既視感がある。映画「陸軍中野学校」だ。映画では確か暗号ブックを盗むために領事館に忍び込んだような。映画では市川雷蔵さん演じる椎名次郎が活躍したなぁ。
☆ 共同通信の世論調査。内閣支持率の急落は予想通りだったが、私立高校授業料無償化に「反対」の声が大きかったのが意外だった。無償化といっても所得制限が撤廃されるということ。授業料とは以外に必要な費用がそこそこ高いこと。私学の便乗値上げの懸念。公立高校の存亡などを危惧してのことだろうか。
☆ 「サトウのごはん」が一部、販売休止とか。在庫米の放出で落ち着くかに見えた米不足。どうもまだまだ波乱がありそう。米が投機に使われているとか、外国資本の青田買いとか、いろいろと風評がささやかれているが、コロナ禍のマスク不足同様、不安心理から人々が買いだめに走っている面もある。
☆ 国内米が不足すれば外米に頼れば良いとか、コメがないならパスタやパンなど小麦製品に頼るなど、今秋の収穫まで腰を据えていれば良いのだが、右往左往は庶民の日常。政府が信用できないという状況もある。
☆ これで、不作となれば、本当に米騒動が起こるかも。政変の兆しか。財務省解体デモも不穏な動きだ。