★ 天気の移り変わりが速くなった。温暖の差も大きい。寒さ暑さも彼岸までというが、さてどうやら。そもそもがこの「彼岸」は旧暦かな。
★ 高校の合格発表が終わり、大学、高校ともに全員、進学先が決まった。昨日は小学校の卒業式。年々派手になるのが気がかりだが、女の子たちの袴姿が美しい。入学から6年。あの小さかった子どもたちが成長した姿に、親御さんたちの感激も一入だったらしい。
★ さて今日は短い作品。村上春樹さんの「カンガルー日和」(講談社文庫)から「彼女の町、彼女の緬羊」を読んだ。
★ かつて中学、高校と神戸で共に過ごした同級生。今は東京、北海道と別れ、職業も作家、旅行代理店と違っている。物語は作家の主人公がその友人を北海道に訪ねた話。
★ 旅先のホテルで観たテレビ番組。それはローカル局のローカル番組。町の広報のような番組だ。減反政策が進む中、町は畜産に力を入れているという。エッセイのような小説だった。
☆ 昨今はコメ不足。一時は新米が出れば価格が下がると楽観されていたが、コメもまた投機の対象になる資本主義社会。生産高は増えているのに、出荷高は減っているとか。消えた21万トンとも24万トンとも言われている。
☆ 外国資本が青田買いをしているとか、JA以外の集荷会社がため込んでいるとか。どうもはっきりしない。
☆ この飽食の時代でなければ、かつてのような「米騒動」(暴動)が起こりそうだ。ここ数十年、コメを大切にしてこなかった反動が来ているのかも知れない。