じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

吉田修一「春、バーニーズで」

2022-08-23 16:15:54 | Weblog

★ 夏期講座が残り3日。気温は35℃まで達しないが、残暑が体にキツイ。

★ 高校野球が終わり、「鎌倉の13人」では、仁田忠常が誠実であるがゆえに自害した。この仁田忠常を演じたのが高岸宏行さん。「やればできる」のフレーズは劇中でも披露された。高岸さん、甲子園に旋風を巻き起こした済美高校の野球部出身だ。校歌「やればできるは魔法の合い言葉」は今でも印象に残っている。(当時の小泉総理も引用していたなぁ)

★ 「鎌倉の13人」、高岸さんのほかに、阿野全成を演じた新納慎也さん、和田義盛を演じる横田栄司さん、政子の妹で全成の妻・実衣を演じる宮澤エマさんが印象的だ。

★ 「黄金の3年」と言われながら、政治家と旧統一教会との関係で岸田内閣が苦境に陥っている。岸田首相の目論見はあの事件で大きく揺れ動いているようだ。早くもポスト岸田に思いをめぐらすが、これといった人物も浮かばず、どうせ日本は官僚がしっかりしているから、誰が首相になろうとどうにかなるだろうと高を括る。

★ テロと異常気象に振り回された2022年の夏だった。

★ さて、今日は吉田修一さんの「春、バーニーズで」(文春文庫)から表題作を読んだ。

★ 息子(といっても実の息子ではない)の入園式に備えて、新宿へ買い物に出かけた筒井。そこで懐かしい人に出会う。10年前同棲していた人。実はその人は「オカマさん」だった。

★ 文庫の帯には「ふとしたはずみに、もうひとつの時間へ」とある。人生は選択の連続だ。瞬間ごとにパラレルな世界が分岐する。歴史に「タラレバ」はないけれど、違った選択肢を思い描いてしまうのは人間の習性なのかも知れない。

★ この作品は2006年にドラマ化されている。主人公は西島秀俊さん。若い。

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