じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

天童荒太「孤独の歌声」

2022-11-12 19:27:17 | Weblog

★ 朝から町内会の避難訓練。近くの小学校で消火器やAEDの使い方、簡易担架の作り方等の講習。地震車も来ていた。

★ 「孤独のグルメ10」を観ながら昼食。昨夜はNHKドラマで山本周五郎の「晩秋」を観た。ほぼ原作通りだった。

★ 今日は天童荒太さんの「孤独の歌声」(新潮社)を読み終えた。コンビニ強盗と連続女性殺人事件がリンク。女性刑事の活躍で解決するというもの。

★ コンビニの風景が新鮮だった。連続女性殺人事件の暴行シーンは18禁レベルだ。

★ 本作は「日本推理サスペンス大賞」(今はもうないが)の優秀賞の選ばれている。巻末に選評が載せられているが、どれも手厳しい(文章のうまさは評価されている)。プロの眼から見ると猟奇的な犯人の異常さの表現が物足りないようだ。天童さんはこの作品の後、「悼む人」で直木賞を受賞されている。

★ 素人目には十分面白かったが、そこは視点の違いか。コンビニのアルバイト店員、女性刑事、それに連続殺人の犯人と話者がコロコロ変わるのが少々読みづらかった。女性刑事の同僚刑事の描写は物足りないかな。女性刑事の内面ももっと深められるかもしれない。ただそこは全体のバランスかも。

★ 長編小説を書くのは大変だね。

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