★ 中学校の期末テストまで6日。今日と明日はその対策講座に追われる。
★ 社会科はどの学年も「時事問題」が出題される。さて、この2か月はあまり大きなニュースはなかったなぁ。「政治資金規正法」改正とか、「太陽フレア」とか、郵便料金の値上げとか、「定額減税」「合計特殊出生率」が過去最低の1.20に下落したとか、新幹線の点検車「ドクターイエロー」が引退するとか、カメムシが大量発生しているとか、そんなところだろうか。
★ 世界経済フォーラムの世界の男女格差調査で、日本が146か国中118位というのもあった。「ジェンダーギャップ」。
★ ということで、今なお男性が幅を利かす警察官の社会。横山秀夫さんの「陰の季節」(文春文庫)から「黒い線」を読んだ。
★ ある県警。わずか48人の女性警察官の適正配置を巡って、女性管理職(いちいち女性と肩書されること自体がジェンダーギャップかも知れないが)は頭を悩ましている。そんな折、部下の一人の女性警察官が失踪する。前日、彼女が描いた似顔絵がひったくり犯逮捕に貢献したということで、大きく新聞で取り上げられたばかりだというのに。
★ 捕まった犯人が暴走族のトップだというから、もしやお礼参りか。
★ 方々探している内、女性警察官の車が駅前に発見される。車の状態から事件性はなさそうだ。一安心するが、彼女の姿はみつからない。夜遅くなり、彼女の実家から連絡が入った。どうやら実家に戻っているらしい。
★ なぜ彼女は失踪したのか。物語は男中心社会の歪に迫っていく。