じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

柚月裕子「チョウセンアサガオの咲く夏」

2024-08-27 18:43:16 | Weblog

★ 2学期が始まった。新学期は子どもたちの心にも波風が立つ時期。今朝の「京都新聞」に「不登校 心の叫び」という記事が載っていた。

★ かつて不登校で苦しんでいた19歳の女性の作品が、「TikTok 不登校生動画甲子園2024」で佳作を受賞したという。23面の岡本早苗記者の記事がなかなか良かった。

★ 最近、うちの塾にも現在不登校の生徒やかつて不登校だったという生徒が増えてきた。通信制の高校に通う生徒も増えてきた。令和4年度の文科省の調査によると不登校の小中学生はおよそ30万人。在籍児童数の3%を超えるという。およそ各クラスに1人の割合かな。

★ 学びの多様化ともいえるが、学校教育や子どもたちの心身に何か異変が起こっている兆候かも知れない。

 

★ さて、週末は、映画「沈黙のパレード」と「砂の器」を観た。どちらも、何度見ても「面白い」。

★ 読書は、柚月裕子さんの短篇集「チョウセンアサガオの咲く夏」(角川文庫)から表題作を読んだ。母親の介護で孤独を抱える女性が、代理ミュンヒハウゼン症候群になる話。

★ 社会は豊かになり、個人が自由に生きられる時代になった。一方で、人と関わりにくい世の中でもある。どこまで関わればよいのか、孤独は人と人の間に横たわっているのかも知れない。

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