じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

新聞の危機

2017-06-13 10:40:16 | Weblog
☆ 先日教え子がやってきた。

☆ 彼女は現在小学校の教員をしている。

☆ 図工の授業で新聞を持ってくるように言ったところ、24人中10人の子が家で新聞をとっていないという。

☆ そこで、新聞紙の調達に来たというのだ。


☆ 朝日だ読売だ、右だ左だと世間では騒がしいが、そもそも新聞の購読者自体が激減しているようだ。

☆ そういえば、うちの塾でも折り込みチラシの反応がめっきり減った。

☆ 以前な1000枚入れれば1件ぐらいの反応があったのだが、最近は5000枚入れても反応が0か1というところだ。

☆ 販売店のおやじさんに実情を訴えると、「最近新聞をとらない家庭が増えたので」とのこと。

☆ ネットが発達してトップニュースの類はタダで、それもリアルタイムで見られる時代になった。

☆ 税金や年金、健康保険料、それに物価の上昇と家庭の負担は増えるばかり。

☆ 新聞が仕分けされるのも仕方ないことか。


☆ 少子化の影響でマンガ週刊誌の発行部数が激減していると聞く。

☆ 出版不況は慢性的だし、街の本屋さんは減る一方だ。

☆ 朝、当たり前のように新聞が配達される時代は、終わりつつあるのかもしれない。

☆ 1000万部を超えるような大新聞は消えていくのかも知れない。

☆ 権力の監視というのはマスメディアの大きな使命だが、このままではこれも危うそうだ。


☆ これからどうなるのだろうか。

☆ 消費者の嗜好に合わせた専門紙化も一つの方法だが、大部数は望めない。

☆ 広告収入にたよるフリーペーパー化では公器(商業新聞が公器かどうかはわからないが)の任に堪えないか。

☆ 生き残るのは、政党や宗教団体の機関紙だけか。

☆ しかし、それさえも伸び悩んでいると聞く。

☆ 事の深刻さは、販売店のおやじさんが一番感じているようだ。
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「もり」と「かけ」

2017-06-07 08:48:23 | Weblog
☆ 朝日新聞朝刊、やくみつるさんの風刺画に笑った。

☆ そばやさんで、「もり」と「かけ」を注文した安倍総理に似た人。

☆ おかみさんらしき人は厨房の店主に「『もり』『かけ』ダブルで」と声をかける。

☆ それを聞いて安倍総理に似た人が「印象操作だ!!」と怒るというもの。

☆ 「もり」は森友学園、「かけ」は加計学園を暗示する。

☆ 盛りそば、かけそばと、かけるているところがすごい。


☆ ところで、森友学園とは違って、加計学園をめぐる政府、官僚の壁は厚そうだ。

☆ それだけ、この問題が政権にとってネックになるということか。

☆ 先の大戦。大本営は軍の「撤退」を「転戦」と言い換えたという。

☆ 非を認めない性向は、戦後70年を経た官僚も変わらないのか。

☆ 道徳が教科になるというが、「罪」や「恥」よりも、組織防衛、保身が優先されるのか。

☆ 為政者に「良心」を求めることは無駄なことなのか。

☆ そうであるなら、「印象操作だ」と恫喝されても、ジャーナリズムはひるまず闘い続けてほしい。


☆ いつまでも風刺画が笑える時代であってほしいものだ。
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