★ 今年もあと3週間。好天につられて季節を忘れる。冬期講座の準備をしなくては。
★ 現代文ばかり読んでいるので、気分を変えて少し古い作品を読んでみた。伊藤左千夫の「野菊の墓」(新潮文庫)から「守の家」。
★ 「野菊の墓」と言えば、切ない初恋の物語。「守の家」もある意味初恋の物語だった。
★ とはいえ主人公は数えで5つになろうかという幼児。憧れの相手は自分を守りしてくれる15歳の女性だ。今の時代ならまだ中学生ぐらいだ。
★ 初恋と言うにはあまりに幼いが、この年長の女性へのあこがれは母や年の離れた姉とはまた違った感情のようだ。
★ 「野菊の墓」同様、この女性は縁談に恵まれず、若くして亡くなったとして物語は幕を閉じる。
★ 明治45年の作品だということで、その時代の空気を感じることができた。
☆ さて、岸田政権はそろそろ末期。まさか指揮権の発動はないよね。
☆ 細川連立政権の成立が1993年、鳩山民主党政権の成立が2009年。およそ15年で、短期で形ばかりとはいえ政権交代が起こっている。
☆ 与党が不振なら、本来(憲政の常道とか)野党第1党が政権取りに動くのだが、その機運も高まっていない。倭国乱れて卑弥呼立つ。初の女性首相の誕生か。