★ 中学3年生の学年末テストが終わり、京都の私立高校入試まであと2週間になった。業界の人間にとっては毎年のことだが、生徒たちにとっては最初で最後の高校入試。じわじわと緊張感が高まってきている。
★ さて今日は、東野圭吾さんの「聖女の救済」(文春文庫)を読んだ。ドラマ「ガリレオ」シリーズで見ていたので、少々駆け足で読み切った。
★ 一見仲のよさそうな夫婦。しかし夫は変わったライフプランをもっていた。妻に子どもができなかったら離婚するというのだ。「子どもが産めない女性には用がないの」かと詰め寄る妻。
★ そして事件が起こる。妻が旅行中に夫は死んでしまう。毒を盛られたようなのだ。妻も容疑者になったが、旅行中というアリバイがある。このトリックにガリレオこと湯川先生が挑む。
★ 当然ながら、ドラマより原作の方が中身が濃い。中でも草薙、内海両刑事がよく働いている。ドラマでは吉高由里子さんが演じる岸谷刑事が活躍するが、小説に比べて物足りない。一方でドラマは湯川先生と容疑者である妻が同級生であったという脚色がしてあった。
★ 「ガリレオ」シリーズは、「探偵ガリレオ」「予知夢」「容疑者Xの献身」「ガリレオの苦悩」「聖女の救済」「真夏の方程式」「虚像の道化師」「禁断の魔術」「沈黙のパレード」と読んできた。残るは「透明な螺旋」だけかな。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます