檀家夫婦が「3人目も女の子でした」と嬉しい反面少し落胆を。「何、家の存続かい。わからんよ、3人の内誰かが養子を引っ張って来るかも。嫁いだ先で複数の男子に恵まれ1人貰えるかも。だがそれを初めから娘に押し付けたらあかん。『家も潰れた。娘の人生も潰してしもうた』は以前よく聞いた話」と。
縁あった蒲鉾屋の爺様は92歳まで現役を。長年支えて来た婆様が脳血栓で入院。朝3時起床仕事開始。配達まで済ませ、次の日の仕込み終了後昼から病院へ。婆様に昼食夕食を食べさせ夜帰宅が日課。1日も欠かさず1年間も。「この歳まで一緒に。毎日顔を見に行くのが何よりの楽しみじゃ」と。どうです。