若者が「信仰の存在価値は」と。「医学で言うところの免疫を高めるに同じ。人間病気は避けられん。なればなるべく患わぬ様、患っても早く回復なる様に常日頃から摂生し免疫を高めておく必要が。また、法話で全ての問題を網羅するは無理。法話を方程式とし自らが応用して使いこなしていく事が大事」と。
何かにつけ寺に来て「歯が痛い、腹が、頭が」と言っては祈願を。体調不良以外でも努力はせず全て神仏頼り。『これじゃあかん』と思い「祈願成就の為の願掛けとして向こう3年、一切お寺との縁を切りなさい」と。悲壮な顔をしていたが「祈願成就の為なら」と了承。以来2年、噂では人間が変わった、と。