1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】芸能生活37年目を迎えた井森美幸さんが「寝て起きて、寝て起きて、を繰り返してきたら、こうなっていた」と。コツコツ努力してきたんだね。

2022-07-14 11:59:51 | 法話
昨日法話の『自分に自信がない。将来が不安』という中高生達に「お寺に何十年、月に何度も、参拝の人達に『山門下から本堂まで、何段の石段があるか。その間に何本の電柱が』と質問して答えれる人は僅か。この極小数はどんな性質の人かと言えば、『器用貧乏』ではない人達。不器用だから、慎重に歩む人達だよ」と。

【追伸】
この話をすると、不器用を名乗る中高生達が「もう少し、わかりやすく。住職さん」と。「これは、どちらが良い、どちらが悪い、の話じゃない。器用な人は、目的地(お寺の本堂)を目指して一気に駆け上がり、早く辿り着きはするが、見落としは多くなるし、躓く可能性も高い。反対に不器用な人は、そりゃ、目的地に辿り着くのは遅かろうが、器用な人が急いだが為に、見落としていった景色を見る事が出来る。つまり、早さなら器用な人、深さなら不器用な人、かな。両方とも、世の中(社会)には必要。偶に、両方を兼ね備えている人もいるが。まあ、そんな人は上に立っている人が多いかな」と。