1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 国が変われば、当然の事ながら、価値観も変わる。日本では毛嫌いされる幽霊さんも、イギリスでは『守護神』として重宝されてる、との事。

2022-07-28 15:20:31 | 法話
読者女性が「両親が他界したので、空き家になった家の窓を定期的に開けていたら友人が『私の先生(僧侶)が、窓の開けっ放しは霊が入ってくる、と言ってた。閉めときな』と。だけど、開けないと湿気が。家も痛むし、どうすれば、住職」と。「仮に、霊が入って来たとしたら、留守番してくれるから助かるじゃん」と。

【追伸】
この読者女性が「そうか。留守番してくれるよね、本当に入って来たとしたら、の話だけど」と。対し、拙僧「そうだね。幽霊がいたとしたら、の話だけどね。25年前、英国男性に嫁いだ妻の妹が『兄さん(拙僧)、英国ではね、古ければ古いほど、家の価値は高いのよ。加えて、ゴースト付きとなれば、もっと価値が上がる。守ってくれるという感覚なの』と言ってたよ。日本では時に、霊を怖い者(化け物)扱いするが、拙僧は英国に1票かな。ついでの話だが、ゴキブリもそうだってよ。わざわざ前に住んでいた家から、数匹、連れていくんだって、守り神として。日本じゃ、考えられないだろ。ゴキブリも産まれるなら、日本ではなく、イギリスの方がいいだろうね」と。もう1つ別の話だが、因みに、下界では嫌われているカラスだが、高野山ではカラス(八咫烏、ヤタガラス、投稿写真)は、神の使いとして崇められてるんだよね。









【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 人間関係(親子、夫婦、友人)を含む全ての縁(病気、コロナ)は「出会うは運命。出会ってから先は努力。最後(別れ)は感謝」にて。

2022-07-28 06:13:41 | 法話
拙僧、今日までにさせてもらった葬式は900人以上。それ以上の『人の生き死に』に関わってきた。葬式後の法話では常に「人間関係(親子、夫婦、友人、同僚、師弟など)を含む全ての縁(病気、コロナなど)は『出会うは運命。出会ったからは努力。最後(別れ)は感謝』の話を。葬式では子供達も、命の尊さを勉強。

【追伸】
加えて、葬式後の法話では会葬者に拙僧「皆さん。『母死んで、拝む両手があるならば、生きてるうちに、肩1つ揉め』という言葉が。今1つは『思い知られよ己が身の、誕生の日は母苦難の日』なる言葉も。葬式は故人に対する御礼報謝の法要にて。個人的な感情(良い印象、悪い印象)は様々あろうが、お世話になった事実もまた、間違いなし。せめて、送りの日ぐらいは、お世話になった事だけを心に抱いて」と。