9月初旬、檀家70歳女性が家内で遺体で発見。検死結果、台所で料理中に心筋梗塞。2人暮らしだった母親は2年前他界。今月が3回忌だった。今、わが寺の阿弥陀三尊前で満中陰まで拙僧が供養を。檀家老人達はお寺預かりの遺骨を見る度に「いいな。私もここがいい。毎日、お茶、線香、住職のお経と、羨ましい」と。
【追伸】
羨ましがる檀家老人達に「お寺の内陣で預かる故人は、可哀想な境遇の人達なんだよ。本来なら49日の間、家族が故人を偲んで供養を。それが叶わない人達がここに」と。対し、ご老人達が「だけどよ、住職。家族がいても、面倒臭がられて、ほったらかされるより、お寺の内陣の方がどれほど安らげる事か」「ほったらかす様な子孫を育てるからだよ。今からでも間に合う。最後の仕事をしなされ。代々ほったらかす子孫が育ったら、病院で他界の親を『要らん』と言って、受け取りに行かん最悪の子供(実話)が出てくる事になるよ(大病院あるある事例)」と。