夕映えに

陽が落ちるまで輝きたい、くさぐさの記録(日々の出来事、読書、スポーツ、友だち)

読書 がん「生きたい患者と救いたい医者」  ーあきらめない

2008-02-02 20:32:00 | Weblog

  今朝も近所の若い方(35歳)の訃報に接しました。乳がんによる死亡でした。
  双子のお子さんの生まれた直後からの病だったそうです。

  昨日ライブラリーで借りた本  
           今、問う!「がんと日本人」の姿
      がん  「生きたい患者と救いたい医者」  下記2人の共著

      「がんばらない」「あきらめない」の著者  鎌田 実(長野諏訪中央病院)
      「ビジュアル版 
がんの教科書」 の著者    中川 恵一(東大病院)
             

      今や日本人の3人に1人が、がんで死亡すると言われ、日本は世界一
   長寿国であるとともに世界一がん大国でもある。それでいて、がん対策
   後進国に甘んじている。

   「ー生きたいー がんの患者さんの心に寄り添う」 医療を・・・
   がんの苦しみから、「死にたい」と言う言葉向こう側にある患者さんの
   心
を・・・・

     がんのため手術、放射線治療、抗がん剤とがん治療の現在、そこには幾多
  の苦痛が伴う、が緩和治療を受けることにより苦痛が止まり「もっと生きたい」
  と気持ちに変わる。病気はよくなっていなくても「思い」は変わる。本当の心
  表われる。

     がん治療の現在

     がんを完治させるには、外科以外に放射線治療が大事
 
      最初の治療が大切、転移がん  治癒は困難

       3つの治療法
    1  手術  根治を目指した治療 転移が無い場合は100%治癒するが、
                    デメリットとして、臓器や身体機能は落ちる

   2  放射線治療  「切らないメス」 と言われ、ピンポイント照射(がん病巣
                部にだけ)が可能となり効力が高まっている。 
 
    3  化学療法    抗がん剤 ホルモン剤の治療薬
              抗がん剤の効くタイプとそうでないものがある
                 しかし全身への投与のため正常の細胞への影響で
                    副作用を伴う。体調を考えての投与となる。
     今の日本は「死」を認めない傾向にあり、治すことだけを考えると、亡くなる
   前の日まで苦しみながら意味の乏しい治療を続けている。

      苦しみを和らげることを主眼に緩和ケアの考えを確立することが欧米より
   遅れている。モルヒネや医療用麻薬を薬として飲む方法もあり、痛みのない
   患者が長生きすることもある。

     わたしの姉は、12年前子宮がんから肺がんへと転移、闘病生活3年近く
   の末亡くなりました。(64歳)
   上記3つの治療を受けましたが、最後のモルヒネ投与はありましたが、抗
   がん剤などでは苦痛との闘いでした。ずーっとそばで見てきたわたしは、
   自分ががんになったら絶対に手術も放射線も化学療法も受けないと思い
   ましたが、あれから12年も経ちました。医療は日進月歩です。

    その時が来たら現在の医療に身を任せることにしたいと思います。まだまだ
  医療は進歩することを信じて・・・・・

      がんにならないための食生活 
    たばこ、脂肪 塩分、アルコール、を控え、紫外線を避ける

         がんを進めない食生活
    抗酸化作用のあるビタミンA、C、E  野菜、ナッツ類、皮付きりんご
    ショウガ 、ニンニク、トウガラシ、玉ネギ、ブロッコリー 等良いそうです。