夕映えに

陽が落ちるまで輝きたい、くさぐさの記録(日々の出来事、読書、スポーツ、友だち)

 読書の一端  

2008-02-19 20:55:17 | Weblog

  つい最近でしたが、東大大学院生が全国の学生へー漫画や雑誌以外の本
  をどれだけ読むかーのアンケートをしていましたが、殆どの学生が読まない
  のことでした。

  今の時代本を読まなくても、パソコン・テレビ等で情報はいくらでも入ってき
  ますから、一般の知識には事欠かないからです。しかし情報として入ってきても
  自分なりに解釈したり、考えるには、早く消えてしまいます。新しい物が次から
  次へと入ってきて、素通りとなります。読書から得られるものがいかに多いか
 
なのに・・・・
  

    わたしの読書は雑読ですが、活字を追っていくことは、結構気力も必要です。
  しかし、子供の頃からの習慣で、仕事を持っていた頃も仕事関係の本以外に、
  小説や随筆の類をいつもそばに置いていました。

     今は、夜寝る前の1~2時間朝目覚めの1時間1日家に居る日は2~3
  時間
 は至福の時間としています。

   テレビのない時代に育ち、唯一本が楽しみの一端だったのです。
  病院での待ち 時間なども本を持っていけば、待たされてもあまり苦になりませ
  ん。

    しっかりと図書館の利用です。たまに薦められて人に借りることもあります。

       先日借りた本

   「弱き者の生き方」  大塚 初重(考古学者)  五木 寛之(作家)共著
                                
毎日新聞社
       弱き者、汝の名は人間なり  -人は弱し、されど強し
               善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや 右へ左へ揺さぶら
                                  れ続けるのが人生
              心の貧しさと、ほんとうの豊かさ -金では買えない「誇り」を抱いて
                           -肉親の死を身近に感じる大切さ
               人身受け難し、今すでに受く -なぜ人を殺してはいけないのか
                                 想像力の欠如と「心の教育」
               人間は、ひとくきの葦である -「負け組」などいない
                         -辛いことも直視する勇気をもちたい
                                -誰にでもある不安やコンプレックス

      弱き者たちへ  ー 人は皆、それぞれの生を生きる
                 

   「アバノの再会」    曽野 綾子著  朝日新聞社
                   重い人生、深い恋、時を重ねても忘れられない人
                イタリア北部・アバノ温泉にて妻を亡くした元大学
                 教授と人妻の運命の7日間、鮮烈な古典的純愛小説

   「風紋」         大庭 みな子著  新潮社
                   

   「辻」           古井 由吉著    新潮社
                            生と死の深淵を見極める連作短編