今日のシネマ
2010年 日本
嫌われ松子命 の私にピッタンコの作品でした。
世間では不評もいっぱい。
だけどそんなの気にしなーい。
原作を読んでる人には 特に評価が低い・・・?
じゃ、読むのやめておこう。
私の感想が冷めないように。
倫子(柴咲コウ)は 恋人に裏切られ そのショックで声を失う。
自由奔放で反りの合わない母(余貴美子)の元へ帰った倫子は
実家の物置を改造して 「かたつむり」 という小さな食堂を始める。
これがね・・・可愛いの!
おいしそうなの!
食べると願いが叶っちゃうの!
一日一組限定の小さな食堂。
まあ、途中邪魔されたり、母が残り少ない命だったり 色々あるんだけどね。
後半はすごい。
突然母は病院の先生と結婚し、倫子の家で披露パーティ。
で、大切に飼っていた豚のエルメスを皆で食べちゃう。
えええええっ~~! それってあり?
・・・ありらしい。
そして最後の最後。
母が死んじゃった後、パタって空から落っこちてきた鳩も食べちゃう倫子。
そして 失語症だった倫子が喋る。
「おいしい・・・」 って。
これは決してサイコ映画ではありません。
料理は人を幸せにする。
食材には感謝の念をもち、最後の最後までおいしくいただく。
そういう映画です。
私は好きだよ、これ。