毎日がHappy気分♪

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そんな私の日常を気ままに綴った日記です。

NO72 アイガー北壁

2010年11月25日 | 映画でハッピー♪

今日のシネマ

2008年 ドイツ/オーストリア/スイス

 

劇場に観に行きたかったんだけど 近くに上映館がなくて 結局見逃した作品。

レンタルもけっこう人気があって やっと回ってきました。

実話をもとに作られた映画。

アルプス登攀史上 最大の悲劇、と言われたそうです。

 山岳映画は何本か観てますが その中でもかなり見ごたえがある作品だと思います。

 

(これから観る予定で 内容を知りたくない方はスル―してください  )

 

最初に言っちゃうと 全員が死んじゃいます。

これには驚きました、っていうか ショックでした。

最後まで残ったトニ―は 絶対に助かると思っていたので

観ながら え・・・うそでしょ・・って 言葉が出ませんでした。

 

 ドイツとオーストリアの2名ずつのパーティが 

前人未到のアイガー北壁からのピークを競うように登って行くのですが

このオーストリア人たちが 足を引っ張ることになるわけです。

途中、天候が急変し、吹雪になっちゃうから何とも言えないけれど

もし、ドイツの二人だけだったら登頂は成功していたんじゃないかと思わずにいられませんでした。

しかし全員が戻ってこなかったわけだから

実際には4人の間でどんな会話があったのか わからない。

つまり作り手の想像でしかないわけなんだけど

演出も脚本も秀逸で とにかく心臓がバクバクしちゃうくらいリアルなものでした。

 

これは、「運命を分けたザイル」 みたいにドキュメンタリーな撮り方じゃなくて

ドイツ人クライマー二人を取材する幼馴染ルイーゼも絡めて

しっかりとしたドラマ仕立てになってます。

 4人が居る北壁と ルイーゼが待つ麓のホテル・・・

正反対の環境を対比させながら

緊張感と緊迫感をジリジリと上げていく感じ。

息をするのも忘れちゃうような。

 

「もしあの時点でああしておいたなら・・」

っていう仮定や後悔は 日常良く経験することだけれど

北壁上でもそういう場面が何度かあります。

観客としてこちら側から観ていると それが何とももどかしくって・・・。

  

彼らが登頂できなかったアイガー北壁からのルート、

その2年後にやはりドイツとオーストリアのパーティーが挑戦し、成功しています。(つまり初登攀)

なんと そのオーストリア人のハインリッヒ・ハラ―を描いたのが

あの 「セブン・イヤーズ・イン・チベット」 だったなんて!!

大好きな作品なので そういうことも踏まえて 是非また観てみたいと思いました。(私はブラピの作品の中でこれが一番好きなんです!)

 

 
<左>トニ―役のベンノ・フユルマン <右>アンディ役のダニエル・ブリュール

 

とにかく・・・この 「アイガー北壁」 は

私の〝今年の10本″ に入る作品だと思います。

 

 

 

 

 

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