森絵都 著。
初めて読む作家さん。
妹がこの人が大好きみたいで 今回借りた中にいっぱい入ってました。
どんな文を書くのかワクワクします。
11編の短編集。
正直言うとですね・・・
私、短編集より長編が好きです。
だって余韻に浸る間もなくページをめくるともう次のお話の門をくぐっていて
短期記憶が弱い私は、どんどん前のを忘れていっちゃうんですよね・・・
でも森さんのこれ、一編毎が潔くていい。
リセットしやすいし、忘れちゃったらすぐにもう一度読み直せる長さでもある。
しかも一個一個の話に うんうん、て頷いちゃう。
どこにでも転がっていそうな出来事をヒョイとつまんでこんな風にまとめちゃうってすごいなぁ。
「架空の球を追う」
「銀座か、あるいは新宿か」
「チェリー・ブロッサム」
「ハチの巣退治」
「パパイヤと五家宝」
「夏の森」
「ドバイ@建設中」
「あの角を過ぎたところに」
「二人姉妹」
「太陽のうた」
「彼らが失ったものと失わなかったもの」
全ての話が女性目線になってる気がします。
これ一冊でこの人の大ファンになる、ってものではないけれど
他の本も読んでみたくなる魅力は大いにありました。
次が楽しみ。