先日、ある百貨店からお歳暮とお兄ちゃんの一周忌の返礼品を送りました。
数日後、お歳暮を送ったはずの友人から
「今日ね、〝志" の のし紙のついたお菓子が届いたよ」 と連絡があり仰天!
他の友人にも問い合わせると、全員に 〝志" で届いていました。
手元にあった注文票の控を見ると しっかりのしを分けて依頼している。
こちらの誤りでない事がはっきりしたので すぐに百貨店に電話を入れました。
百貨店側は不手際を認め平謝り。
結局、通常の掛紙に変えた同じ物にお詫びのお菓子を添えて、
責任者が全ての友人宅まで直接足を運び謝りました。
全員が気心の知れた友人であったことから「なんか返って悪かったね」と恐縮さえしてくれましたが
例えばもし送り先が夫の会社の上司であったり、
口うるさい親戚とかだったとしたら、どうなってたのかな、と(実際にはそんな所にお歳暮は送ってないけど)
ちょっとゾクっとしちゃいました。
全ての送り先に謝りに行ったことの報告をしに
依頼主である我が家にも昨日、菓子折を持って食品担当の責任者がやって来ました。
気の毒なくらい頭を下げるその担当者に
「百貨店だから大丈夫、という安心感が私の中にありましたのでそれが残念です。
でもそちらの誠意は充分に伝わりました。
今後二度とこういう間違いがないことを願います。」
と伝えました。
実は送った友人のお母さんが、長年横浜の百貨店で働いていたのですが
彼女の話によると、のし紙の取り違えは重大な過失であってクビになることもある、とのこと・・・
私も日々の生活の中で、自分ではしっかりやったつもりがどこか抜けていたりすることが多々あるので
その話を聞いて、私を担当したあの女性がクビにならなきゃいいなぁ、とちょっと思ったりしたのでした。