今日のシネマ
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2013年アカデミー賞、最優秀作品賞を受賞しました。
昨秋、スクリーンで観たかったのに、いつも通っている劇場では上映しておらず、涙を飲んで諦めた作品。
それが、オスカー取った途端、同じ劇場で上映が始まり慌てて昨日 観に行ってきました。
今月の半ばからDVDもレンタル開始になるので、しっかりリストに入れておいたのですが
やはりアカデミー賞の影響で、すごい競争率になりそう・・・
1974年にイランで起きた『アメリカ大使館人質事件』を題材にした実話です。
イラン革命のさなか、治外法権のはずの大使館に暴動化した学生が強行突入。
混乱の中、6名の大使館員が自力で逃げ出し、カナダ大使邸に身を寄せた。
彼らを救出するために、人質救出の敏腕CIA部員がものすごい計画を立てるんですね。
それは、「アルゴ」という架空のSF映画を撮影すると見せかけ、
6人をカナダ人映画スタッフに成り済ませて出国させる、という前代未聞、大胆不敵な作戦。
手に汗握るシーンの連続で 間違いなく私の寿命は縮まりました・・・
結果がわかっているのに、観客にこれだけの緊張感を与え続けるとは 本当にすごいです。
監督、主演は あの ベン・アフレック。
あの・・・と書いたのは・・私生活で色々ありましたからねぇ、彼は。
でも、「グッド・ウィル・ハンティング」の脚本賞の時も思ったけど、彼は作り手としての実力というかセンスがあるんだなぁ。
アカデミー賞の授賞式でものすごく興奮しながらスピーチしてる姿が印象的でしたね。
監督賞あげてもよかったんじゃないか、って思ったけれど、ノミネートさえされてなかった・・・
アカデミーの世界って色々あるみたいで。
キャストは他に アラン・アーキン 、 ブライアン・クランストン 、 ジョン・グッドマン 、etc・・
スター・ウォーズなどを手掛けたハリウッドの特殊メイクの第一人者、ジョン・チャンバース(ジョン・グッドマン)が
CIAとつながっていた、っていうのも興味深い。
しかし・・・脱出できた6名よりも人質として残された52名(しかも444日間も!)が気になって仕方なかった。
怖かっただろうなぁ。
それと、確かに映画としてはすごく面白くて★5つあげてもいいくらいだけど、
ちょっと美談に作り過ぎてるんじゃ・・・感も否めない。
元をたどれば、アメリカの自業自得的なこともあるわけですからねぇ。
でも、まあ私自身すごく堪能したわけだからそれでヨシとします。
観終わって劇場を後にしながらパパが
「ジョージ・クルーニーはどこに出てたの?」
って聞いてきたので、「はぁ?彼は出てないよ」と言ったら
「だって、最後のクレジットに名前が流れたじゃない」とパパ。
「見間違えでしょ、出てないってば」と一蹴する私。
結局、彼は製作として加わっていたのでパパが正解でした。
ああ、ごめんなさい。
私のこういうところがダメなのよね。
もっと優しい女になります・・