息子が「FC(サッカークラブ)に戻りたい!」と言い出したことから始まった通級先生とのやりとりは、息子の苦手な「人の気持ちを理解する」ことを学ぶ勉強をしていく・・・ということで、私の中ではひとまず終了していました。
ところが、先生達はずっと動いてくださっていたのです。
8日の木曜日、よく息子と一緒に公園にボールを蹴りに行く友達のママさんが、
「ごめんね。◇◇が〇〇君に嫌な思いをさせていたみたいで・・・。」
と、家に来られました。
「◇◇、先生から話を聞くまでは、何が悪いのかも全然分かっていなかったみたいで、話を聞いて、『やっぱり、それは良くない』って、分かったみたい。本当にごめんね。」
と、言われたのですが、私は、この時点では何のことかよく分かりませんでした。
「根性見せろ」と言われた罰ゲームのときに、◇◇君も関わっていたそうなのですが、私自身は、罰ゲームは遊びの中のことだと思っていたので、◇◇君にまで話がされているとは思ってもいませんでした。
「〇〇君がボール蹴られてるの、本当やったら◇◇も止めなあかんのに、6年生に注意して、自分が蹴られたら嫌やと思って、よう言わんかったみたい。。。」
との言葉には、少し違和感を感じましたが、
「いや、こっちこそ大事になってるみたいでごめんね。
〇〇が、『FCに戻りたい』って言い出したことで、通級の先生に話を聞いてもらってたんやけど・・・。」
と、言いました。
どうやら、明日の放課後、◇◇君を含めて関係した子ども達と先生方が集まって、みんなで話し合いをすることになっているようです。
なんだか本当に大事になっているなぁ、と思いながら、〇〇に、
「公園で遊んでいるときに、何か嫌なことあった?」
と、聞いても、
「いいや。」
「いじめみたいなことなかった?」
「あるわけないやん!」
「じゃあ、『なんかちょっと嫌やなぁ』って、思ったことは?」
「う~ん、無視されたとき。こっちが喋ってんのに、◇◇も無視するねん。」
「何でやろうね? もしかしたら、聞こえてなかったんかな?
〇〇に話しかけたとき、〇〇も気ぃ付いてへんことあるやろ。
そんな感じかなぁ?」
「聞こえてると思うけど・・・。」
そんな話をしているとき、担任の先生からお電話がありました。
明日の放課後、児童5人とその担任と通級の先生が集まって、話をさせてほしい、ということでした。
「すみません。どういう話になっているのでしょうか?
今、◇◇君のお母さんが謝りに来てくださったのですが、〇〇に聞いても、『嫌なことなんかされてない』と、言ってるんですけど。。。
ただ、『無視されたことは、ちょっと嫌やった』とは、言っているので、『もしかしたら、聞こえへんかったんかなぁ?』っていう話をしていたところです。」
「実はですね、〇〇君がFCに戻ろうと思うきっかけになった公園でのことなんですけど・・・」
通級の先生が話を聞いていく中で、見過ごすことが出来ないことが出てきた、と言うのです。
それは、フリーキックを失敗した罰ゲームではあるけれど、人間的当てのターゲットだったり、自転車で家に戻ってまた公園に戻ってくるという、そういう罰を受けていたのは、〇〇一人だけだった、ということでした。