リスパダールとレクサプロを半錠ずつに戻して、息子の様子を見ています。
物を投げたり、床や壁をどんどん鳴らすようなことはなくなりましたが、夜になるとパニックになって、「ぎゃーっ!」「うぉ~っ!」などと泣き喚くことは何度かありました。
学校へ行ったのは、26日の土曜日だけ。
サッカー部の練習が10時からあったのですが、息子は11時から部活が終わる1時までの2時間に渡って参加しました。
息子の希望で私は車で待機し、車の中から息子の様子を見守っていました。
久々に、楽しそうに友達と話をする息子の姿を見ることが出来ました。
30日のカウンセリングは、予定時間をオーバーする程じっくりと話を聞いてもらうことが出来たようです。
その前の2回は、「話したくない」と、話す気力さえなかったので、少しは落ち着いてきたのかもしれません。
そのため、私の話を聞いてもらうことはできませんでしたが、次回は1週間後にカウンセリングの予約を入れることが出来ました。
診察では、
「調子はあまり良くない。」
「不安が強い。」
「食べられるときと、食べられないときがある。」
などと、息子は答えていました。
「お母さんから見て、どうですか?」
と聞かれ、
「大きなパニックはなくなりましたが、夜になると不安が強くなって泣いたり叫んだりすることがあります。
朝、9時、10時頃まで寝ているせいもあるのかもしれませんが、夜、寝付くまでが大変で辛そうにしています。
夜に調子が悪くなると、デパスを飲んでも全然効きません。
一度寝てしまうと、ぐっすりと眠り過ぎるぐらい寝ています。
手洗いなどの強迫行為は、少しましになったように感じます。」
というようなことをお伝えしました。
「もう1週だけこのままの薬で様子をみましょう。
1週間後、良くなる様子がなければ、違う薬を提案させていただきます。」
引き続き、「リスパダールOD錠0.25mg(半錠)と、レクサプロ錠5mg(半錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、頓服としてエチゾラム錠(デパス)を一日4錠まで」を、7日分処方されました。
この日は、息子の調子が良かったので、病院の帰りにばあばの家に寄りました。
10分程の短い時間ですが、孫の顔を見れただけで、ばあばはとても喜んでくださいました。
家に帰ってからの息子はさらに意欲的で、久しぶりに勉強をしました。
短い時間ではありましたが、英語の教科書を開き、宿題をしていました。
そして、今まで応急的にリビングの横の和室で寝ていたのを、2階の寝室にすると言い出しました。
こちらが嬉しくなるほど普通な感じで過ごしていた息子でしたが、夜になっていざ寝室で眠ろうとしたときに、
「落ち着かない! 頭の中がおかしい!」
と、言い出しました。
「どんな風におかしいの?」
と、聞くと、
「色々言ってくる。
分かれへん、うわぁ~!」
と、言いながら、何語か分からない言葉を次々に喋り出し、
「ごめん、おかしくなったから、ちょっと待ってね・・・。」
と、言うのです。
私がよほど不安そうな顔をしていたのでしょうか、息子は私の顔をじっとのぞき込んで、その後、「ぎゃ~っ!」「わ~っ!」と狂ったように叫び出しました。
そしてまた、何語か分からない意味不明の言葉で何かを言い続けるのです。
調子が良さそうだったのに?
なぜ?
私が動揺すればするほど、息子のパニックは大きくなります。
「だいじょうぶ。だいじょうぶやで。」
だから、息子に言い聞かせながら、自分に言い聞かせます。
1時間余り。
息子にとっても私にとっても辛い時間が続きました。
「やっぱり下で寝よう!
和室の方が落ち着くかも。」
主人に頼んで、布団を1階の和室に戻しました。
少し落ち着いた息子は、
「おかしくなった・・・おかしくなった・・・。」
と、泣いています。
「おかしくなっても、だいじょうぶやで。
おかしくなった〇〇も大事。
普通のときの〇〇も大事。
元気でも、病気でも、大事な〇〇に変わりはない!
たとえおかしくなったとしても、ママ達がおるからだいじょうぶ。
心配せんでもいいんやで。」
本当に、いつ治るのか、この対応で間違っていないのか、私でさえ不安でたまらなくなるのに、見通しの立たないことが不安で仕方がない息子が平静でいられるはずもありません。
ただただ確かなことは、〇〇が大切な存在であるということなのです。