やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

フル出場、そしてゴール!

2020年08月11日 | 日記(息子・中学生)

昨日は、3年生にとって最後の公式戦がありました。

そして、息子のサッカー部引退の日でもありました。

 

公式戦と言っても、コロナ禍で中止となっていた昨年度のウインターカップ(市民大会)の代替試合で、試合時間も20分ハーフ(通常は30分ハーフ)というものでした。

市内の山中にある中学校で行われ、送迎はするものの、無観客試合なので観戦することは出来ませんでした。

 

この日、息子は背番号4を付けて、センターバックで出場。

 

息子の話によると、

「俺らが1点先制したけど、俺のミスで1点失ってしまって、残り7分ぐらいに自分の所にきたこぼれ球を思いっきり蹴ったら、ミドルが決まって勝ち越しのゴールが入ってん!

でも、守り切れずに最後の最後に1点奪われてしまった!

ということで、2-2のドローだったようです。

 

息子が1点取ったことも劇的でしたが、20分ハーフとはいえ、40分フル出場出来るとは思いもよりませんでした。

 

適応障害になってから初めてのフル出場です。

そもそも、試合に出ることさえままなりませんでした。

練習をしていても、何度も不安になって、フリーズしたり、パニックになっていた息子です。

コロナ禍の代替試合で、勝っても負けても次のない試合であり、先生の配慮もあったのかもしれません。

それでも、彼なりに努力し続けてきたからこそ、最高気温37度という暑さの中、最後までプレーし続けることが出来たのだと思います。

 

試合終了のホイッスルは、息子が最後まで部活をやり遂げた瞬間でもありました。

 

「頑張りたいのに頑張れない・・・。」

息子にとって思い入れのあるサッカーだからこそ、サッカー部員であることが息子を苦しめているように、私には思えました。

 

部活が適応障害のストレスの一因ではないか?

無理して頑張ろうとするから、調子が良くならないのでは?

こんなに苦しむくらいなら、サッカーをやめさせた方が息子のためではないか?

 

何度迷ったことでしょう。

 

けれど、試合を終えた息子の晴れ晴れとした表情を見て、

「やめさせなくて良かった。」

と、心から思いました。

息子が部活を続けることを一番の目標としたことは、間違いではなかったのです。

 

チームメイトや、先生方、それに、卒業してもなお自主練習に付き合ってくれた先輩達、彼らのお陰で、サッカー部は息子の居場所であり続けることが出来ました。

 

感謝しかありません。

 

「よく頑張ったね!」

「お疲れ様!」

 

息子に精一杯ねぎらいの言葉をかけながら、その先の未来が明るいものであることを願っています。