弟が入院することになった前日の12日は、息子のメンタルクリニックの日でした。
友達と一緒に遊んだ翌日、一転して息子の調子が悪くなり、息子は通院することが出来ませんでした。
父親と留守番です。
「今日は調子が悪くて、本人は来ることが出来ませんでした。」
「どんな様子でしたか?」
「不安が強くて、私が傍にいないと怖がります。
私が台所などで用事をしていると、目に見える距離なのに、『目に見えるママは、概念かもしれへんと思って不安になってくる。』と言って、ぎゅっとしたり、手をつないだりしに来ます。」
そう言いながら、私は、「怖い、怖い!」と息子が泣きわめいている様子をスマホで録音した音声を先生に聞いてもらいました。
「『助けて! ママ、助けて!』って言われるんですけど、どうしたらいいんでしょうか?」
先生は、ふむふむとうなずきながら聞いていました。
「ずっとこんな状況っていうわけではなくて、サッカーを観たり、動画を観ているときは普通にしているのですけど、日に何回かこういう状況になります。
それでも、今週は部活が始まったので、月曜、火曜とサッカー部の練習に参加して調子が良くなったように思えました。
それで、部活のない水曜日に、一年ぶりに小学校からの友達を家に呼んで、5時間ぐらい遊んでいました。
楽しそうにゲームをしていたのに、翌日から一転して、また調子が悪くなってしまいました。」
「恐らく、彼にとって必要なのは居場所なんでしょうね。
これは、薬を変えてもどうこう出来ないと思います。
することが何もないときに、調子が悪くなるのですよね。
コンスタントに安心して通える居場所があったらいいのですが・・・。」
「今は、カウンセリングも休止中ですし、病院で、少人数のグループで行うデイケアがあるって聞いたのですが、そういうのに通えばいいのでしょうか?」
「本人が望めば、それもいいと思います。」
「ただ、通えるのか・・・。
今の高校のサッカー部に参加していいと言われているので、それに行きたいからと、週一回の放課後デイサービスにも通わなくなりました。
週に何回か参加する部活で精一杯で、精神的にも体力的にも余裕がないみたいです。
すぐに疲れるし、回復に時間がかかるので、4月からサッカー部のある通信制高校に入学する予定ですが、通えるかどうかも心配です。
『サッカーがうまくなりたい。」と、本人が言っているので、サッカーが出来る場所を確保しておきたいと思いました。」
「環境が変わってどうなるかですね。
様子を見ましょう。」
「私の対応はこのままでいいのでしょうか?」
「本当はべったりは良くないのですが、今は仕方ないでしょう。」
「リスパダールOD錠0.5mg(2錠)、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ補中益気湯エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠、頓服としてエチゾラム錠0.5mgを一日4錠まで(30日分)」を処方され、まだカウンセリングの先生の復帰の目途が立っていないので、次の診察は5週後になりました。
これから通信制高校の入学ガイダンス、科目登録、オリエンテーション、健康診断と・・・スクーリングが始まる前に学校行事が続きます。
今度こそ学校が、サッカー部が、息子の居場所になってくれますように・・・。
という先生の言葉に、なるほど そうか と思いました。
うちの娘の場合は、調子がずっとあがらず寝ていることが多いですけれどそれは『することが何も無い』状況が、頭痛や倦怠感をひきおこしているかもしれないと気付かされました。
かといって、じゃあこうしたらいいとか解決策を親が与えれて回復する問題でもないことを、長い不登校生活を送っているからこそ私たちは簡単に予想されますね。
第三者と関わる居場所って大切ですよね。
うちもこれからそれが課題です。
どうしたらいいのか私もわかりませんが、
一緒に頑張っていきましょう。
いつも応援しています。
本当に親が子どもにとって居心地の良い場所を作ろうとしても、うまくはいきませんね。
色んなことに折り合いを付けながら、
自分はこうするんだ!
と、自分自身で決めなければ始まらないんだなぁと感じています。
サッカーがしたい。
でも、頭や体が動かない。
今はぐるぐるぐるぐる悩んでいます。
オトちゃんのお料理、とてもおいしそう!
お料理は、生きる力そのものだと思います。
ネイロさんが作り出しているたくさんの小さな幸せ、
オトちゃんの心にきっと届いていると思います。
子ども達が輝ける未来がきっと来ることを信じて、
これからも共に頑張りたいと思います。
ありがとうございます!
中学生の頃は自分の趣味や嗜好毎に付き合う連中がそれぞれ違っていましたが、必ずしも居心地の良い場所ではありませんでした。
付き合う連中毎に自分を変えるというのは中々骨の折れる作業です。
既に高校の頃には、そういう自分が自覚できていましたから、学校以外の友達付き合いは殆どありませんでした。
もし今のようなネット環境があの頃あったとするなら、それこそ自分にとって最高の居心地だったろうと思います。
息子の求めている居場所をずっと考え続けています。
ZIPさんの高校生の頃と比べると、息子はあまりにも幼く、まだ自分というものが分かっていないように思われます。
息子は、小学校の頃、地域のサッカークラブに入って、みんなに付いていくことが出来ず、うつ状態になってやめることになりました。
走ることに対するトラウマもそのときからのものです。
中学校のサッカー部でリベンジするつもりしたでが、適応障害になってしまいました。
私は、息子にサッカーは向いていないと思うのですが、息子は、サッカーで結果を残したい、と、そこからしか動き出せないみたいです。
やっていく自信もなく、不安ばかり大きくなっているのですが・・・。
今は、勉強のことも将来のことも、思考がストップしていて何も考えられないそうです。
せめて「高校卒業の資格を取る」ぐらいの目標意識を持ってほしいのですが、そこまでも至りません。
思うようにやればいい!
と、今は思っています。
不安が邪魔するだろうし、また挫折して傷つくかもしれないけれど、
自分で決着付けるまで、親は見守ることしか出来ません。
そう思うと、息子は、今も、自分が闘うと決めた場所で頑張っているのだな、という気がします。
ZIPさん、ありがとうございます!