6月13日、この日はカウンセリングの予約が最終だったこともあり、息子に1時間20分程の時間をとってくださいました。
時間を延長して息子の話を聞いていただいたので、私の時間はないだろうと思っていましたが、
「お話されますか?」
と、聞いてくださったので、ほんの少しだけお時間をいただきました。
「ものすごく家では調子が悪いのですが、本人が決めた通りにさせたらいいんですよね!?」
これまで何度も問いかけてきた質問ですが、念押しです。
「この10日間は色々あって、校外学習にも参加しました。
LINEの一件がまだ解決していなかったらしく、社会の先生に『授業を受けるのは、けじめを付けてから』というようなことを言われ、今日、先生に謝ったようです。
家では大声を出したり泣き叫んだり、私が不安になるくらい〇〇の調子が悪くて、頑張りすぎてるからじゃないかと思ったりします。」
「お話を聞きました。
社会の先生に、自分が思っていたより厳しい言葉をかけられたみたいで、混乱しているようでした。
これからの自分を見ているから、というようなことも言われたらしいのですが、自分は学校に登校することが精一杯なのに、それ以上のものを求められていると感じて、そのギャップに苦しんでいるようです。
『明日、社会の授業があるけど、行くのが怖い。』と、言っていました。」
「無理して行かなくても、本人が行こうと思えるようになってからでいいと思っています。」
「行く、行かない、を自分で天秤にかけて揺れている間は、泣き叫んだり、調子の悪い日が続くと思います。」
「それでも、見守るしかないんですよね。」
「はい。
こうしたらいいんじゃないかと、こちらが思うことが彼の気持ちと違っているとよくないので、それよりも、『不安やね』『心配やね』と、彼の気持ちに寄り添ってあげることが大切だと思います。
学校に通うことが彼の自信になっているようですし、少しずつ学校に行けるようになった自分を、『普通な感じで受け入れてくれている』と話されていて、周囲にも心を開いてきているのかなと感じました。
『友達と話していると楽しい』とも言っていました。
これは、大きなプラスだと思います。」
あぁ、色々あっても、息子は確実に前に進んでいるのだな。
息子の速さでゆっくりと、揺れながら、葛藤しながら。。。
続く診察で、息子は、
「校外学習に行ったり、今回は自分でも頑張ったって言える!」
と、しっかりとした声で話していました。
「それはすごい。
よく頑張りましたね。」
「でも、家ではものすごく調子が悪くなる・・・。」
「そうなんですね。
焦らず、ぼちぼちいきましょう。」
「お母さんから見てどうですか?」
と、聞かれ、
「家では調子が悪すぎて、薬が効かないときがあります。
デパスも一日4錠しか飲めないので、これを飲んだらもうあとは我慢するしかない、みたいな感じです。」
と、答えました。
「一日に6錠までは飲んでもだいじょうぶですよ。
朝、昼、夜、就寝前、頓服、という形でお出ししましょうか?」
「薬はあります。
4錠飲む必要がなかったときの分が残っています。
不安が治まらない時は、最高6錠までは飲んでもだいじょうぶなんですね!」
薬は出来るだけ飲ませたくないけれど、息子の不安で落ち着かない状態が長く続けば、息子も、傍にいる私の心も壊れてしまいかねないので、許容量の薬で抑えられるならそうしたいと思いました。
これまで通り「リスパダールOD錠0.5mg(1錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、頓服としてエチゾラム錠(デパス)を一日4錠まで」を処方され、次の診察は一週間後となりました。
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