ここ数日、息子は、一学年上の先輩達と一緒にサッカーの自主練習を行っています。
4月から高校生になった先輩達ですが、新型コロナの影響で学校が休校となり、入学式も延期となっているそうです。
高校でサッカーを続けるかどうかは決めていないそうですが、トレーニングのため3時から公園で自主練習をしていて、息子もそこに加わることになりました。
毎日2時50分になると、息子は、サッカーボール、ラダー、マーカー、水筒を持って出かけて行きます。
先輩は一人だけのときと二人のときがあるそうで、密集、密閉、密接を避け、近くの公園で1時間から2時間ぐらいトレーニングをして帰ってきます。
だいたい、週に4日~5日練習をしているのですが、これは、週に1回、1時間ぐらいしかサッカー部の練習に参加出来なかった息子にとっては、とんでもなくすごいことです。
「学校が始まったら、部活頑張りたいねん!」
と、やる気でいっぱいの息子でしたが、4日練習を続けた日は、頭がフリーズしたみたいに何も考えられなくなって、思うように動けなかったみたいです。
そんな日は、家に帰って来てからも調子が悪く、寝付くまで、
「ママ、そばにおって。」
「怖い、怖い。」
と、不安な様子でした。
「頑張り過ぎて、疲れたんやで~。
明日は、ゆっくりしたら?
3日練習して、1日休むぐらいでいいんちゃう?」
と、私が言うと、
「明日、決める。
なるべく休みたくないねん。
こんなんやったら、部活だいじょうぶかなぁ・・・。」
その次の日も、2時50分になると公園へと出かけて行きました。
今度こそ、部活で頑張りたい。
卒部まであと少ししかないから、後がないねん。。。
息子の思いが伝わってきます。
「だいじょうぶかなぁ。
ちゃんと(クラブで)やれるかなぁ。」
思いつめた顔で息子が言います。
「こんなに頑張ってるのに、誰にも分かれへん。。。」
「分かってるよ。
〇〇が頑張ってるとこ、ママはちゃんと見てる。」
「クラブに行ったら、いっつもうまくいかんくて、
『何やってるんや!』って、みんなに思われて、
『もっと頑張れ!』って、言われる。
どうしたら、頑張れるんやろ?」
「頑張ってるやん。
うまくいかんでもいいんやで。
自分の出来ることを、一つ一つ増やしていけばいいやん。」
「もっと頑張りたいねん!
みんなみたいに走れるようになりたいねん。」
「今、〇〇がやってるトレーニングを、ずっと続けられたら、きっと走れるようになると思うよ。
〇〇は、今、病院に通って、薬も飲んでるやろ。
みんなと違うのは、リハビリ中やってことや。
運動しながら、不安とも戦わなあかんから、どうしたって集中力に差が出るし、すぐ疲れてしまうのもしゃーない。
でも、〇〇が頑張った分は、結果が見えへんかっても、〇〇の中では確実に積み重なってるで。」
〇〇が頑張ってることを、分かってくれる人はきっといる!
と、私は信じています。
すぐに調子が悪くなったり、指示がよく分からなかったり、誰もが簡単に出来そうなことが出来なかったり・・・。
「何やってるんや?」
と、思われるそうな場面はいくつも想像出来るけれど、それでもなお、応援してくれる人はいるはずです。
事実、こうして、新型コロナウイルスのために休校中という非日常の中ではあるけれど、息子と一緒に練習してくれる先輩がいます。
感謝、感謝です!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます