息子、熱を出して遊びに行けなかったこの週末から、主人と一緒に、「ウイニングイレブン」というサッカーゲームで、ワールドカップを開催することにしたようです。
ゲームで思い通りにいかないと、大声で怒鳴ったり、わめいたりしてしまう息子は、自分から、
「もう、絶対やらん!」と言って、長い間、サッカーゲームで真剣勝負をすることをやめていました。
それが、最近彼の調子が良かったことと、風邪をひいて遊びに行けずに退屈していたこともあって、父親と一緒にワールドカップをしようと思い立ったようでした。
先日、夕食を食べ終わってから父親と二人でゲームを始めた息子は、だんだん声がおかしくなり、終には泣き出してしまいました。
「あかん、緊張する~」とか、
「緊張で手が震えるねん!」
「手の震えが止まれへん! 操作でけへんよ~!」
と、大声で泣き叫ぶのです。
「ゲーム、やめたら?」
「無理にせんでもいいんやで!」
と、私が言うものの、私の言葉が息子に通じているのかどうか分かりません。
「そんな真剣にならんでええやん。ただのゲームやねんから。勝つ時もあれば、負ける時もある。」
との父親の言葉に、
「分かってるよ! でも、このままずっと点が入れへんのとちゃうかと思って、心配になってくるねん!」
と、泣きながら、息子は言いました。
1ゲーム終わって、ゲームはやめたものの、
「胸が、苦しい・・・」と言い出し、過呼吸のように息が激しくなって、胸を押さえて苦しそうにしています。
私は、「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と、息子の背中をさすり続けました。
ゲームで思い通りにいかないから、怒りを爆発させて泣き叫ぶ・・・単にそういうことではないのだと思いました。
「勝ちたい」・・・普通、誰もが思うことなのだけれども、そう思うことで、息子は、たかがゲームにも、私達が想像もつかないような不安や緊張を感じてしまうようです。
「勝つ時もあれば、負ける時もある」・・・頭で分かっていても、自分ではどうしようもなく、体が(脳が?)興奮状態になってパニック症状を起こしてしまうのです。
最近の息子は、薬のせいか確かに調子は良かったけれど、2分の1成人式の作文にしても、真実ではないからと、「夢」を書くことが出来なかったり、息子の「こだわり」の強さゆえの生きづらさは、何となく感じることがありました。
「サッカー」という好きなものだからこそ、なおさらこだわってしまうのでしょうが、もう少しリラックスして向き合うことが出来れば楽なのになぁ・・・
私に出来ることは、息子が、息子自身の持つキャパ…受容力というか能力というか…を十分に使えるよう、不安や緊張を少なくする環境、考え方を探してあげることです。
だいじょうぶ、だいじょうぶ・・・
いつかきっと、息子にぴったりの方法が見つかるはずです!
現在は大変穏やかに過ごしていますが、
キレると手が付けられません。
娘もスポーツをしておりました。
勝ち負けにこだわり、レギュラーにこだわりすぎるところがあり、ハタから見ても息の詰まる思いでした。
そんな長女も、少しづつ大人になってきました。
今この文章を読みあの頃の私たちを思い出しました。
なんのアドバイスにもなりませんでしたね。おもわずコメントしたくなりました。
大丈夫、大丈夫。
私も口癖です。
息子も、成長とともに、気持ちの折り合いの付け方を学んでくれるのかな、と、少し安心しました。
息子の持つ「こだわり」が、息子自身をも相当苦しめているように思えるので、
なんとか楽にしてあげたいと思うのですが、言って分かるものではなく、難しさを感じています。
失敗を恐れず、前に進めるよう、
また、悪かったところは素直に反省できるように
「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と、声をかけていこうと思っています。