もしかしたら、皆様方のご家族や同僚や友人の中、あるいは地域の人の中に「酔酒」になる方がいらっしゃるかも知れません。皆様方の中にも「酔酒」に陥った方をお世話された方がいらっしゃるかも知れません。「酔酒」に陥った人の言動は様々です。普段とはまるで別人にへんようする人がいます。例えば、暴力を振るう人、上司や同僚の悪口を言い続ける人、同じことを何度も繰り返し意味不明の言葉になる人、ばか騒ぎをする人、卑猥な言葉を出す人、女性にいたずらをしょうとする人、自宅も他の人の家の区別もつかなくなる人、道路に寝そべってしまう人、場合によっては盗みをする人、おかまいなしに喧嘩をする人、等々様々のようです。いずれにしても「酔酒」に陥った人は、健全な精神状態・心を失っていますので、周りの人は困ることが生じます。「酔酒」を繰り返した経験者の話しでは、家計に悪影響を与え、生活が苦しくなるとのことです。そのため、負債を抱えるようになるかも知れません。さらに「酔酒」を繰り返す人はアルコール中毒に陥る危険性もあります。「酔酒」の悪習は、場合によっては、家族生活を破壊することにもなりかねません。
聖書の箴言には「酔酒」を戒める次の言葉が記されています。「酔酒」の悪習を断ち切れない人の助けになれば幸です。
「ぶどう酒はあざける者であり、酔わせる酒は騒がしい。それによって迷い出る者はみな知恵がない」(箴言20:1)。
ぶどう酒は、食事の時に節度ある飲み方をすれば、食事を楽しむことができます。しかし、上記の聖句のぶどう酒によって「迷い出る者」とは「酔酒」に陥った人のことです。そのような人には「知恵がない」と、と記されていますので、本人と他の人を害することになります。ですから、箴言は「酔酒」を避けるために次のように記しています。
「災いに遭っているのはだれか。不安を抱いているのはだれか。口論をしているのはだれか。心配をしているのはだれか。理由もなく傷を負っているのはだれか。目の鈍くなっているのはだれか。それはぶどう酒と共に長い時間を過ごす者、混ぜ合わせたぶどう酒を捜し出すために入って来る者たちではないか。ぶどう酒が赤色に呈し、杯のなかできらめきを放ち、滑らかに流れるとき、これを見てはならない。それは終わりには蛇のようにかみ、まむしのように毒を分泌する。あなたの目は奇妙なものを見、あなたの心は歪んだことを話す。そして、あなたは必ず、海の真ん中に横たわっている者のように、帆柱のてっぺんに横たわっている者のようになる。「彼らはわたしを打ったが、わたしは病気にならなかった。彼らはわたしを殴ったが、わたしはそれに気が付かなかった。わたしはいつ目覚めることだろう。わたしはさらにそれ(ぶどう酒)をもう少し求めるであろう」」(箴言23:29~35)。
さらに、聖書は「酔酒」は朽ちる「肉の業」として教え、「酔酒」を習わしにする者は神の王国を受け継がない、と警告しています(ガラテア5:19~21)。
今まで「酔酒」の悪習から離れることの出来なかった人は、箴言の教えを吟味し、知恵と識別力を働かせ、適用してくだされば幸いです。
WWW.JW.ORG
梅雨明けず 大雨警報 18時 今日の一句
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/75/1979f04f303461da7fad21c86518ca18.jpg)
お訪ねしたお家の鉢植えの「トレニア」