聖書の使徒たちの活動には、使徒たちがイエスに命じられた通り神の王国の良いたよりの真理をどのように徹底的に証したかが記されています(使徒28:23)。その使徒たちの活動の中に、パウロとバルナバの最初の福音宣明旅行の時、偽預言者(偽クリスチャン)のバルイエス、またはエルマという人物が妨害を働きました。その時、パウロが神エホバに請願した言葉の通り、偽預言者を神エホバが処断された記録が次のように記されています。
「(パウロとバルナバは)島(キプロス島)じゅうを回ってパフォスまで来た時、彼らはある男に出会った。それは呪術者で、偽預言者(偽クリスチャン)であり、その名をバルイエスというユダヤ人であった。彼は執政官代理のセルギオ・パウロと一緒にいた。これ(執政官代理)はそう明な人であった。この人はバルナバとサウロ(パウロ)を自分のところに呼び、神(エホバ)の言葉を聞くことを切に求めた。しかし、呪術者(事実、彼の名はそのように訳される)エルマは、彼ら(パウロとバルナバ)に反対し始め、執政官代理を信仰から反らせようとした。サウロつまりパウロは、聖霊に満たされ、彼をじっと見て、こう言った。「ああ、あらゆる詐欺とあらゆる罪悪に満ちた者、悪魔の子、すべて義にかなったことの敵よ、エホバの正しい道をゆがめてやめないのか。では、見なさい。エホバの手があなたの上にある。あなたは盲目になり、しばらくは日光を見ないであろう」。たちまち、濃い霧と闇が彼の上に下り、彼は手を取って導いてくれる者を探し回るのであった。この時、執政官代理は起きた事柄を見て信者となった。エホバの教えにすっかり驚いたからである」(使徒13:6~12)。
上の聖句に記録されている通り、心の整えられた執政官代理に、パウロとバルナナバが神エホバの言葉の真理・神の王国の良いたよりの福音宣明をした時、偽預言者はその福音宣明を妨害しました。その時、パウロはその邪悪な偽預言者に対して具体的な裁きをエホバに求めました。すると「たちまち」その通りのことが、偽預言者に生じ、エホバが断罪されたことが記されています。
何を学べますか。イエスが神の王国の良いたよりを全地で宣明するように、と指示されたのは神エホバのご意志です(マタイ24:14;28:19,20.ルカ4:43)。使徒たちの活動の記録から分かる通り、全地に神の王国の良いたよりを宣明することは神エホバのご意志であり、それを妨害する者は必ず神エホバが処断されることを理解することができます。神の王国の良いたよりの宣明に、多くの反対や妨害が生じても、現在240の国や地域で、真理が証しされているのは明らかにイエスを通したエホバの保護の証明となっています。あなたも、神の王国の良いたよりの真理に耳を傾ける方々のお一人であれば幸いです。
冠雪や 避難者多し 震災地 今日の一句
ご近所の庭の「白の彼岸花」