英語と書評 de 海馬之玄関

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イルカ漁断固支持☆文化帝国主義者の大使は可及的速やかにアメリカに帰れ!(上)

2014年01月27日 15時07分21秒 | 英字新聞 de 政治経済


静かな怒りを込めて翻訳しました。
何が、「イルカが殺される追い込み漁の非人道性について深く懸念しています」だぁー!
蓋し、「アメリカの文化帝国主義の大使は可及的速やかに国に帰れ!」、と。


出典は、AFPの「Kennedy tweets concern over Taiji dolphin hunt」(ケネディ大使、太地町のイルカ漁にツイートで懸念表明)、および、Guardian の「Japan defends annual dolphin hunt」(例年通り実施されるイルカ漁を日本政府擁護)の2本の海外報道。ちなみに、Guardianは--朝日新聞ほど非論理的でも教条的でもないけれど--英国を代表する左翼紙ですよ、為念。


畢竟、日本は文化帝国主義からの批判には断固抗議するべきなのです。要は、お互いにある程度の不愉快さを我慢することがグローバル化時代の国際関係というもの、ならば、まして、国際政治に文化の差違に起因するイシューを持ち込むべきではない。捕鯨問題にせよ、首相の靖国参拝にせよ。と、そう私は考えます。

例えば、自国の畜産農家の圧力があれば、アメリカやオーストラリアは、イスラームの国の人々に「豚肉を食べましょうよ」とか、ヒンズーの国の人々に「牛のステーキは最高ですよ」とか政治的な働きかけをしますかということ。そんなん、怖くて誰もどの国も言わんがね、多分。


ならば、イルカ、鯨、を巡る現下の状況は単に
日本がなめられているだけ、それだけのことです。

そして、たかがイルカ、されどイルカ、
たかが調査捕鯨、されど調査捕鯨、
イルカもクジラも日本の文化と伝統を
日本国民が守れるかどうかが問われている
小さいけれど死活的に重要な問題ではないか。

それは、食糧安保・国家主権・日本の文化の確保を
日本人が自分で守れるかどうかの問題だ!

私はそう考えます。






而して、先日の「首相の靖国神社参拝」に失望したり、今回の「イルカ漁に深い懸念」を表明する、文化帝国主義者のアメリカ大使には即刻国にお引き取り願うくらいでちょうどいいのではありますまいか。ありますまいか。と、超マイナーブログながら日頃から「親米保守」の旗幟を鮮明にしている私も、否、「親米保守派」であるがゆえに私は痛切にそう思っています。


б(≧◇≦)ノ ・・・なめんなよ!
б(≧◇≦)ノ ・・・ケネディ大使はとっととアメリカに帰れ!



尚、捕鯨を巡る私の基本的な立場と認識については下記拙稿と
そこにリンクを張っている拙稿をご参照いただければ嬉しいです。



・書評☆星川淳『日本人はなぜ世界で一番クジラを殺すのか』(1)~(4)
 http://kabu2kaiba.blog119.fc2.com/blog-entry-318.html

・文化帝国主義を理解するための好材料としての<The Cove>
 http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/f40c43a85a4ea0fdadac494e56313cdf

・反捕鯨論の文化帝国主義的で傲慢な謬論を逐条撃破する
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/65363928.html

・鯨と日本の再生
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/65363972.html







Kennedy tweets concern over Taiji dolphin hunt
(AFP, Jan 19, 2014)

U.S. Ambassador Caroline Kennedy has tweeted her concern at the “inhumaneness” of a Wakayama Prefecture village’s traditional dolphin hunt.

“Deeply concerned by inhumaneness of drive hunt dolphin killing. USG (U.S. Government) opposes drive hunt fisheries,” she tweeted Friday. Kennedy, the lone surviving child of assassinated U.S. President John F. Kennedy, took up the diplomatic post in November.


ケネディ大使、太地町のイルカ漁にツイートで懸念表明
アメリカのキャロライン・ケネディ駐日大使が和歌山県のある村の伝統的なイルカ漁の「非人道性」について懸念するツイートを行った。

「米国政府はイルカの追い込み漁に反対します。イルカが殺される追い込み漁の非人道性について深く懸念しています」、と。そう金曜日【2014年1月17日】に彼女はツイートしたのだ。暗殺されたジョン・F・ケネディ大統領の遺児の中で現在唯一生存しているケネディ大使は、11月に駐日アメリカ大使の職責を得たのだけれども。



Every year the fishermen of Taiji corral hundreds of dolphins in a secluded bay, select a few dozen for sale to aquariums and marine parks and then stab the rest to death for meat. This year, fishermen and divers in the village have caught at least 25 dolphins in a process to select captives before the mass slaughter, environmentalists said Saturday.

Activists from the militant environmental group Sea Shepherd streamed live footage of Taiji’s dolphin slaughter, which drew worldwide attention in 2010 when it became the subject of the Academy Award-winning documentary “The Cove.”

The selection appeared to continue Sunday, and volunteers working with Sea Shepherd believe the slaughter will begin Monday.

毎年、太地町の漁師は数百頭のイルカを人里離れた入り江に囲い込み、その内の数十頭を水族館やマリンパークに売るべく選別した上で、残りは食用にするため銛で突き刺して殺している。土曜日【2014年1月18日】に環境保護運動家に聞いたところ、太地町の漁師と潜水夫は、今年、転売用にすでに25頭以上のイルカを捕獲しており、よって、これから大量が始まるとのこと。

実力行使も厭わない環境保護団体のシーシェパードのメンバーは太地町のイルカ漁を撮影したライブ動画を配信したことがある。而して、2010年、イルカ漁を主題に据えたその動画が「The Cove」というドキュメンタリー映画作品としてアカデミー賞を受賞した際に太地町のイルカ漁は世界的な注目を集めた。

水族館およびマリンパークに卸すためのイルカの選別は日曜日で終わり、月曜日にはが始まるに違いないとシーシェパードのボランティア達は見ている。



The town’s fishermen defend the hunt as a cultural tradition, and “The Cove” was met by protests from right-wing activists when it was screened here in 2010.

Sea Shepherd said in a statement Saturday: “Those taken captive are forced to watch as the remaining members of their family are brutally killed for human consumption.”(★)

The Taiji Fisheries Cooperative Association, which is in charge of the dolphin hunt, was not immediately available for comment.

イルカ漁は伝統文化だと太地町の漁師は反論している。また、2010年に「The Cove」が日本で上映された際には、「The Cove」は右翼活動家の抗議を浴びた。

土曜日に出した声明の中でシーシェパードは、「捕獲されたイルカ達は、残りの仲間達が食として残酷に殺されていくのを見させられることになる」と述べている。

イルカ漁を実施している太地町漁業協同組合によれば、今のところコメントはできかねるとのことだ。

(AFP記事紹介終了)



★補注:
この文脈でシーシェパードはこうも述べているらしいです、すなわち、Reuters「U.S. ambassador "deeply concerned" about Japan dolphin killing:駐日アメリカ大使、イルカの殺戮に対して「深い懸念」を表明」( Jan 20, 2014)によれば、

"It takes up to 20 to 30 minutes for these dolphins to die, where they bleed out, suffocate or drown in the process of being dragged to the butcher house," Sea Shepherd activist Melissa Sehgal told Reuters.

(シーシェパードの活動家Melissa SehgalがReutersに語ったところによれば、「小屋に引きずられていくまで、イルカはすぐには死なず、長ければ20~30分間にわたって血を流したり窒息したりして死んでいく」とのことだ)









<続く>








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