皇紀2670年、平成22年、そして、西暦2010年の成人の日の前日、今日、皇紀2670年、平成22年、そして、西暦2010年の1月10日、姉妹ブログのYahoo版-海馬之玄関ブログは延べ50万人目のお客様をお迎えすることができました。実は、予定では明日の未明、もし今日としても、シンデレラがそろそろ焦り始める時刻になってからの大台達成だと思っていて、新しいブログパーツなど物色していたら、午後6時16分頃にあっさりクリアしていました。で、今の心境は?
はい、そうですね。それは、「50万アクセスと言っても単なる通過点ですから」あるいは「ヒット数などこのブログの性格上、特にそう大した意味はありませんから」という所でしょうか。まあ、「成人の日」を翌日に控えて「ブログ運営で成人した」「ブログ活動の高校課程を卒業した」、と。その程度の感慨でしょうかね。
と、
実際、KABU自身の浅学菲才の限界もあり、「曖昧ではないが、分かりやすくはない」という辺りが投稿記事の目標とする線です」等々、日頃の傲岸不遜、傍若無人な物言い。あるいは、2行読めば眠たくなる論稿のアップロード、および、思う所があって最近とみに全記事に占める海外報道紹介の比率の高さ。これら、我ながら「ヒット数を上げないことが目標なのではないか」とさえ思える節もある、そんな海馬之玄関のブログ運営振りを想起すれば、
「50万アクセスと言っても単なる通過点ですから」
「このブログの性格上ヒット数には大した意味はありませんから」
と、
そうKABUが思っていると思われる方もおられる、鴨。
しかし、本当の所、実は、
この50万ヒットにはかなりの感慨を覚えています。
はい、そうです。
б(≧◇≦)ノ ・・・50万ヒット達成したよぉー!
б(≧◇≦)ノ ・・・嬉しーぃ! 凄く、嬉しーぃいー!
我ながら不思議な程、嬉しい。なんと言っても、
今日、2010年1月10日に50万件ヒットということは、
2005年2月20日のブログ開設以来、
1786日目での50万+αヒット達成
1日平均、279.96+βアクセス
ということ。この数字には十分満足していますし、感慨一入。よって、日々来訪いただいた皆様には感謝の言葉もありません。けれども(懐かしい『白線流し』のテーマソングをリンクしたのもこの感慨と感謝ゆえの選曲なのですけれども)、現在、「これでブログ運営も一区切りだね」「これからは本当にヒット数ではなく内容だよね」とマジに思っているのも偽らざる所です。
具体的に明日からどのような運営スタイルに移行していくのか、そして、記事のテーストはどう色調を変えていくのか。そこの所は本人にも確かな所はわかっていません。
しかし、一応、「仮免」にせよ「ブログ運営で成人した」「ブログ活動の高校課程を卒業した」つもりで、これからは、一層、保守改革派の同志に対して、私の持ち場と考える抽象度と問題の縄張りでお役に立てる「情報-主張」を発信して行きたい。具体的には、
①政策論義の最上流に近い「哲学-社会科学方法論」の抽象度における論稿
②「憲法-国家論」「教育問題」「外国人問題」「ジェンダー批判」「捕鯨問題」等の領域の論稿
③海外報道紹介と専門書の書評
これらの比重が漸次増えていくのかもしれません。
正直、それはこれからの内外の政治情勢次第、鴨。
いずれにせよ、私は、長い目で見れば(しかし、ビジネス的な長い目ですから「3年」以内くらいのスパンですけれども)、今回の政権交代、民主党政権の誕生は「保守改革派半永久政権」誕生のための陣痛みたいなものである。
そう確信しています。しかし、これからのその3-4年間で日本が無くなる危惧を真面目に感じてもいます。ならば、我々保守改革派が行なうべきことは一つ。それは、健全で統治能力に長けた保守政党を育て強化すること(to foster and enhance a conservative political party that has moderation as well as skilful governance)。
而して、1989年-1991年の社会主義崩壊と資本主義の勝利を想起すれば、国家権力の万能感を基盤とした民主党政権の政策実行が不可能であり、かつ、国民の法的確信の中にビルトインされている伝統と歴史を軽視する民主党政権による社会統合が不可能なこと、よって、民主党政権が<北斗の拳>であることは自明でしょう。この立論に反証可能性を与える例を一つ。
ご存知の方も多いと思いますが、
現在のロシア国歌のメロディーは旧ソヴィエト・ロシアのメロディーと同じ。すなわち、ソ連崩壊に際して、ロシアは歌詞も曲も全く別のものを一旦国歌にした。けれど、旧ソ連国歌の楽曲が世界的な名曲であっただけでなくロシア国民に深く愛されてきたことに鑑み、2001年1月1日、歌詞を差し替えてメロディーは旧ソ連時代の国歌に戻された経緯がある。このエピソードで私は何が言いたいのか。
それは、ロシア革命の<成功>と、70年間とはいえ社会主義国家ソ連の一応の<成功>に本当に与して力あったものはレーニンの力量でもマルクスの天才でもなく、それは、(我が国の60年と70年の安保闘争が、一面では「左翼の袢纏」を着てする反米ナショナリズムの<祝祭>であったのとパラレルに)ロシアのナショナリズムの岩盤の強固さである、と。ロシア国歌を巡るエピソードはその端的な象徴である、と。ソ連崩壊後、現在に至るも「社会主義-共産主義」に対する低い評価がロシアで回復することがないにも関わらず、楽曲だけとはいえソ連時代の国歌が復活したことは、この経緯の証左ではないか。そう私は考えています。
ならば、『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』でヘーゲルの言葉としてマルクスが引用している如く「歴史は二度繰り返される。最初は悲劇として、そして、二度目は喜劇として」という傾向が歴史にはあるとすれば、民主党政権の存在はそれ自体<喜劇の北斗の拳>に他ならない。私は、確かに間違いなく名曲の名に恥じない「旧ソ連-現ロシア」国歌を聞くたびに、健全なナショナリズムを基盤とする我々保守改革派のそう遠くない将来における政権奪還を益々確信するのです(尚、マルクス主義と保守主義を巡る私の基本的な考えについては下記拙稿をご一読いただければ嬉しいです)。
・保守主義とは何か(1)~(6)
http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/56937831.html
・読まずにすませたい保守派のための<マルクス>要点便覧
-あるいは、マルクスの可能性の残余(1)~(8)
http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/57528728.html
◎ロシア国歌歌詞(日本語訳)
ロシア 聖なる我等が国 ロシア 愛する我等が国 固き意志 偉大な栄光や 永久に汝が富ならん
称えよ自由なる我等が祖国 いざ集え 兄弟よ 先人が知恵 我等がもとに 讃えよ 汝が誇りを
南海より極地の果てへ 広がりぬ 我等が国 唯一の国 無二の存在 神が愛でし 我が祖国
称えよ自由なる我等が祖国 いざ集え 兄弟よ 先人が知恵 我等がもとに 讃えよ 汝が誇りを
夢と人生に広大なる大地 時は示す 我が道を 祖国が下に 誓い立てる 今もそしてこれからも
称えよ自由なる我等が祖国 いざ集え 兄弟よ 先人が知恵 我等がもとに 讃えよ 汝が誇りを
50万ヒット到達の喜びのあまり、饒舌が過ぎたの、鴨。これは御礼記事。今日、ブログ活動の高校課程を卒業して明日に向けて「白線流し」が出来たのは、間違いなく、記事を転載させてくださった皆さん、来訪してくださった皆さん、すべての皆様のお蔭です。ありがとうございました。
而して、自己の得意な技で世の一隅を照らすのみ。
今後とも日本のためにお互い微力を尽くしましょう。
伝統の恒常的な再構築の営みに他ならない保守主義の再生に向けて、
政治と国家にあまり多くを期待しない自立の社会思想である保守主義の再生に向けて、
多様な文化の共存を可能にする中庸を得た政治思想である保守主義の再生に向けて、
共に闘わん。
過去の御礼記事
・海馬之玄関4ブログ合計「100万アクセス」達成御礼!【2009年10月14日】
http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/58788715.html
・吉祥来訪者数達成記念☆444444ヒット有難うございました【2009年8月16日】
http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/58553755.html
・40万件ヒット御礼&お気に入り書籍雑感【2009年4月28日】
http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/57646937.html