産能な日々、その後の非日常

2010年4月~2012年3月までの産業能率大学通信教育課程在学中の記録と、卒業後の非日常の様子です。

「東山魁夷と日本の夏」山種美術館

2024-09-16 | つれづれ日記(卒業後)

とある日に、恵比寿の山種美術館に「東山魁夷と日本の夏」展に行ってきました。

山種美術館に行くのは初めてで、恵比寿駅西口を出て歩いていると、まだ着かないのか? 間違っていないのか?とスマホで調べようと思ったタイミングで、ビルのウインドウにあと〇mの案内が、、、きっとこの辺りでみんな不安になるのかな

到着前に自販機で麦茶買いました。あまりに熱すぎて身の危険を感じたので ごくごく飲んで一息ついていざ館内へ。

びっくりするほど混んでました

展示されている作品で、唯一撮影OKだったのがこちら

「緑潤う」東山魁夷(明治41-平成11) 昭和51年 68歳作 山種美術館所蔵

川端康成が、東山魁夷に「京都は今描いといていただかないとなくなります。京都のあるうちに描いておいてください」と言ったそうです。京都を描いた「京洛四季」の作品のうち、山種美術館所蔵の「春静」「緑潤う」「秋彩」「年暮る」を見ることができました。

しかし、一番私の心に響いた作品は、志賀高原を取材して描いた「月出づ」です。白樺の芽吹きと樅の濃群緑青が対角線に描かれ、そこに白い月が出ている春宵の風景です。ミュージアムショップで「月出づ」のポストカードを探しましたがありませんでした、残念。

2018年、国立新美術館の「生誕110年 東山魁夷展」を見に行ったとき、あまりに感動が大きく、また本物を見たいと思って今回も見に行ったわけですが、規模が違いました でも「生誕110年 東山魁夷展」では見ることのできなかった作品を見ることができてよかったです。もし、生誕120年の記念展覧会があるとしたら4年後です。う~ん、楽しみだ。ぜひやって欲しいです、できれば大規模に。

美術館入口脇のカフェのオリジナル和菓子がとても気になったのですが、時間がなくて断念

「東山魁夷と日本の夏」展は、9/23までです。ご興味のある方はぜひ。


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