快風丸

俺の船に乗らないか。

連続ブログ小説 お寺の地下の秘密 10(最終回)

2006-07-06 16:55:46 | Weblog
 小さな木戸を反対側からくぐった。
黒い服に土ぼこりが付いていた。

もうすぐお昼だ。あまり天気がよくないのが気になる。

誰にも言いえないよな、お寺の地下にまた行ったなんて。
古銭はもう無かったなんて。
でも楽しかったな。
きっと天国に行ったじいちゃんが導いてくれたんだな。
大往生に、もう一度合掌。

空はうす曇り。そして白く輝く太陽。
”未来のイメージ”が見えた気がした。

おわり