快風丸

俺の船に乗らないか。

ホームタウンでボサノヴァを

2006-07-19 17:14:48 | Weblog
 7/15、商店街の宵市へ。
歩いて13秒。
結構、音楽物の出し物がある。

おなじみ、インディーズ系ロックバンド、ZOOSTATIONは、
ワールドインディーズフェスに合格したとのこと。ZEP名古屋で
演奏するとのこと。勢いがある。

続いて、20:45からボサノヴァとのこと。これは初めてだ。
あまり期待していなかった。
世の中、3本立ての映画みたいに、得てして期待していないものが
すごくよかったりしますよね。
4人編成で、お姉さんがフルート兼MC。
そしてボーカル&ギターは日本人。
もう一人のギターは外人、多分ブラジル人、ロナウジーニョと
ロナウドとロベルトカルロスを足して2で割った感じのルックス、濃いめ。
そしてパーカッションはブラジル人と紹介があった。

ボーカルは日本人だが、うまい。日本人離れしている。
今日のトリにふさわしい大人のムード満点。

だんだん、演奏が進むにつれて、ロナウジーニョ・ロナウド・カルロスの
ギターが凄い事に気づく。ナイロン弦のアコギ。超絶テクニック。
速弾き、押弦しながらのハーモニックスなど、とにかくすごい。

そしてパーカッション。タンバリンをまるでフルセットドラムのごとく、
いろんな音を出す。圧巻はロール。ちっちゃなシンバル見たいのがいっぱい
付いてるでしょ、あれを素早く一周するわけです。いまいち伝わらんか。
もうびっくりです。

でも、この両者の超絶技巧は全くアンサンブルを乱すことなく、
ボーっと聞いてると聞き逃してしまうかもしれないほど違和感が無い。
そこがまたすごいじゃないか。

そして、日本人ボーカリストがMC。カタコト。実はブラジル人でした。
次の曲は上を向いて歩こう。
俺も涙がこぼれそうでした。

もちろんお姉さんのフルートも美しい。

そしてアンコール、イパネマの娘。
最高でした。

こんなすごい人たちが、この小さな商店街の祭りで演奏しているという事実。

世界って広いんだな。