快風丸

俺の船に乗らないか。

一風堂

2007-06-26 08:53:41 | Weblog
 すみれセプテンバー・ラブではありません。
ラーメン屋さんです。博多の有名店で、名古屋に数年前に進出してきました。
一度、食べたいと思っていましたが、なかなか機会がなくて。

 かつては、おいしいラーメンと聞くと、車で食べに行ったりしてましたけど、
だんだん、「たかがラーメン」とマインドがチェンジしてしまったのです。
わざわざ遠出して食べる値打ちのある料理かと。

 いや、ラーメンは凄く好きですし、たかがラーメンですが、深い世界があるこ
とも知っています。自分の中で、変わったというだけなんです。

 先日、家内と美術館に行った折、すぐ近くだったので初めて来店してきました。
オーソドックスな”白丸”を頂く。ちょっと豚骨感が物足りない。
しかし、1杯完食すると、特有のフレイバーが鼻に抜けてゆく。

 人気店の秘密がわかった。子供のころ、包丁人味平を読んでてよかった。
つまり、この「物足りなさ」こそが重要。ひとくち食べて、「うまい」ではトゥー
マッチということだ。全部食べ切って、汁まで飲みきって、それでも少し物足りな
い。おそらくこのチューニングに命をかけたな。
 で、「また来よう」ってな感じで飽きないわけですな。
ま、それがわかったところで、どうということはありませんが...。

 しかし、宝来軒(豊前市)にはかなわないな。