確かに疲れてはいるが、季節感がおかしくなったわけではない。
そう、この蒸し暑い梅雨時でも、ここはいつでも春。しかも爛漫ときた。
近所の新店。
なんか、外観が良くて、こういう店はうまいんじゃないかって。
なんでも店主は、居酒屋を経営してて、そっちでしっかり稼いでいて、
こっちの店は半分道楽らしい。
もうけは度外視しても、どうしてもラーメン屋がやりたかったのだそうである。
ここまでのインサイダー情報が入ってくるのは、地元の強みである。
さて、海老つけめんを頂く。ちょっと味が物足りないかな。
いや、これはおそらく化学調味料を使用していないからだ。
包丁人あじへいを思い出すのだ。
最初の一口でおいしいと感じるのは、すでに味付けが濃すぎることの証明なのだ。
うむ、やはり、あと味に、妙な引っ掛かりが無く、海老の香ばしさと小麦粉のよい香りが残る。
原材料の全てに、良いもの使ってるらしい。コストよりも理想の味を重んじているとのこと。
凡百のチェーン店の味に疲れた、ほんとうにおいしいのが食べたいと思ったら、ここ、オススメです。