初めて買ったロードレーサー。
2002年。
もう12年か。
しっかり汚れを落として、注油して、ワックスもかけた。
さあ、行こう。
川沿いのワインディングロードは良く晴れて。
さあ、着いたぞ。
今日でお別れだ。
定価 165,000、12年乗って30,000。
望んでた最高の条件で買い取ってもらえた。
友人に誘われた鈴鹿サーキットを走るレースが発端で、クロスバイクでエントリーして、当然全然ダメで、
これを買うことになった。
ブリジストンは、少年時代のあこがれ、そして信頼性で一択。
この輝く藤色のフレームは、今でも大のお気に入り。
鈴鹿のレースも何度も走った。琵琶湖も2周した。酔っぱらってこけたことも何度かあった。
深夜にトレーニングした。狭い玄関に置いて家族に疎んじられた。
でも、つらいことがあっても、コレで走れば全部、ほんとに全部忘れられた。
ありがとう、相棒。
フラットハンドルにしてセカンドバイクにしようかとも思ったが、やはりロードレーサーは、ロードレーサー
として、誇り高くあるべきだと思った。
決して高級品ではないが、僕にとってのすべてを持っていたのさ。
久しぶりによく晴れた日、自転車を売りに行った。
2011年、1月、中古で¥6,000で購入して、3年と9カ月、よく頑張ってくれたね。
ハンドル、プレーキ、ワイヤー類、タイヤ、チューブは交換した。
それでも、こんな安くて、ほんとによく働いてくれた。
では、お別れの前に、きれいに磨いて、錆び落として、ワックスがけ。
深夜12:00を回りました。
そこまで一生懸命にやるつもりじゃなかったが、やり始めると止まらないのがマニアの性。
キンブルで、3,000円で売れました。
ここ2年ほど通勤はほぼコレだったので、ほんとに生活を支えてくれたのだなあ。