思い出した。
この水路はいたち川と呼ばれていた。
子供のころ、ずっとさかのぼって、水源を探した。
途中、暗渠になってたが、大きな池から流れ出ているのを発見したのだった。
田植えのころ、この水路から田んぼに水を引いていた。
名古屋 クラブクアトロにて。
前売り 5,500と高いので、昨日まで迷った。
菊は6/9に69歳。鮎川さんもそれに近い年。
果たしてきちんと演奏できるのか、怪しいものだと思った。
柴山俊之(サンハウス・菊) 生誕69年記念ソロ・アルバム発売記念 ROCK’N ROLL MUSE TOUR
菊 / ft.鮎川 誠シーナ&ロケッツ : 菊(Vo), 鮎川誠(G), 奈良敏博(B), 川嶋一秀(Dr)
レコ発ツアー。
結論から先に言うと、年齢は関係なかった。鮎川のギターは相変わらずのキレ、菊は大音量
のバックに負けず、しっかり声が出ている。
一部はニューアルバムの曲がメイン。
2部は、トリオでスタートして、途中から菊が参加。
サンハウスの曲、いっぱいやってくれたのでうれしかった。
地獄へドライブ、キングスネークブルース、もしも、風よ吹け、スーツケースブルース、ふっと一息、
やらないか、カラカラ。
15分の休憩を入れて2時間30分。
ロックは聞くものじゃなくて見るものだ。
鮎川さんの立ち姿のカッコよさだけでも見る価値あります。
金銭には代えられない価値がありました。
70を目前にしてこのパフォーマンスができるのは、きっと悪魔に魂を売った者だけだ。
そしてアンコールはこれ。
IMG 3383
メッキ工場。
この建物がここに残る理由を考えてみる。
人間は死ねば火葬されて灰になる。
なぜこの廃工場はここで屍をさらし続けねばならないのか。
それでも何らかの必然性をもってここに屹立しているにちがいない。
乾いている。
スレートも鉄骨もコンクリートも。
音のない静寂が青空に映えてコントラストが現実を虚構に惑わす。
機能美とはまさにこのこと。
野にあってこそその美しさが際立つ。
ありとあらゆる機械の中で、最もよく働くのが農業機械ではなかろうか。
野生動物のもつ精悍さ。
後ろ姿で見せる哀愁。