なんとか17時前にゴールできた。
最後の3kmはどこから力が湧いて来るんだろうってくらいダッシュした。
ゴールである玄関をくぐるとその場に居た人達が拍手で迎え入れてくれる。
スタッフが時計で時間を見て、書き込んでいく。
順位は(あまり関係ないけど)18番目らしい。
第3エイドで22番だったから4番程上がっている。
記録として写真をパチリ。
今時珍しい使い捨てカメラだ。奥多摩99kmでもそうだったな。
ロビーには既にゴールしたランナー達が食事をしたり一杯やったり。
鬼太郎さんは既に着替えてくつろいでいる。32時間台だったそうだ。
やっぱり速いわ~。
OverNight君と一緒に走っていた、木曽町100kmランナー君はなんと202kmで
リタイアしたそうだ。
食事するかい?と聞かれるが、走った直後で少しムカムカするし
夜、お腹空きそうなんで、後にしますと答え、ビールだけいただく。
プシュッ! うまぁ~い!!
この1杯の為に走ってきたようなもんだ。
風呂入ってきま~すとロビーを離れる。
愛しの我が部屋に帰ると、既にKさんがくつろいでいる。
ををっ!と驚いていると、リタイアしたとのこと。残念。
階段をよちよち下ってお風呂へ
浴室の窓からはタイミングよく夕日が望める。
実は記録とかより、これがやりたくて日の入り前にゴールしたかったんだよね。
湯船に浸りながら、昨日からの旅路を思い起こす。
そして、これから2回目の暗闇の中を走っていくだろうランナー達に
心の中でエールを送る。
風呂上りにもう一本ビール飲んで
布団に包まり、バタンキュ~・・・・Zzzzzz・・・・
気が付いたら23時まわっていた。
Kさんにご飯食べたの?と聞くと
23時まで1階の食堂で食べられたそうだ。知らなかった・・・。
なんて話をしていると
徒歩ダーSさんがゴールして部屋に戻ってくる。
疲れきって「幻覚を見た」そうだ。
Sさんがお風呂へ行ったので、私もビールを購入しラウンジへ
ハヤシライスとポトフをいただく。
ラウンジのソファには何人かのランナーがぐったりしている。
後泊を予約してないと、一晩このラウンジで過ごさなければならない。
それはそれでキツイだろう。
その間にも何組かランナーがゴールしてくる。
お腹が一杯になるとまた眠気が襲ってきて部屋に戻る。
深夜にもう一人の同部屋ランナーMさんが戻ってくる。
荷物を片付けていると、アレ?
バックパックの中にOS-1ジェル(重い)アミノバイタルジェル(重い)が
残っているのを発見する。
ぐわぁ、こんな重いもん残っていたのね。
最後のひと頑張り用に取っておこうと思っていたのを最後に忘れていたようだ。
MM坂でお腹が空いた時に使っとけば良かったのにねぇ。
皆でコースの思い出話をしているうちに、気が付いたら寝ていた。
次目覚めると朝5時前
ラウンジに行くとホテルの浴衣を着たOverNight君が居た。
無事ゴールしたが、バス停で仮眠のつもりが3時間寝てしまったそうだ。
今度のみちくさ南伊豆にも参加するそうで再会を約束する。
ぽつりぽつりとゴールしてくるランナー達。
制限時間近いので皆ゴールできて嬉しそうだ。
2度目の朝日がめおと岩を照らしだす。
ガードレールに腰掛け最後のランナーを待つ。
5時半頃には送迎車の第1便が出発する。
ラウンジで夜を過ごした人達はこれに乗って帰っていく。
帰って来た。その場に居る人達が拍手で迎える。
彼はブービー賞
最終ランナー、5時40分頃到着。
彼は階段を元気に駆け上がっていった。
この後、スタッフが残っているランナーが居ないか車で捜索に出かける。
この後、朝風呂に入ろうと風呂に向っていると、アレ?
飛騨高山や野辺山で同宿のOさんの姿を発見!
アレ?でもなんで?、名簿にも名前無かったし・・・
「どうしても来たくなって、主催者さんに直前に電話で申し込んじゃった」
とのこと。常連さんにはこういう手もあるのね。
ひとっぷろ浴びて、部屋に戻り荷物をまとめる。
9時半から朝食を兼ねた打ち上げ宴会が始まるが、
その前にチェックアウトするので荷物を部屋から出さなければならない。
大広間に一同が会する。
ここでは完走した人も、リタイアした人も、速い人も遅い人も関係ない。
48時間のジャーニーを思い思いに語り合う。
朝からビール!ワイン!
女性2位の方、服が違ってよく分からんかったが、たぶん花柄パンツのOさん。
仮眠所から先、追いつけなかったが2時間も先行されていたとは。
近くにショートカットのUさんも居たのでお話しする。
残念ながらMM坂の辺りでリタイアされたそうだ。
しかし、仮眠所の後、脚を引きずって歩いているのを見ていたので、
そこまで行っていた事に逆に驚いた。
途中より鬼太郎さんも交え、いろんな大会の情報交換もする。
鬼太郎さんは11回大会の11番目ということで、記念賞を貰っていた。
楽しい時間はあっというまに過ぎていく。
帰りの送迎バスの時間が近づいてくる。
他の皆は3台のバスに分乗している。
たぶんフェリーではこのまま大宴会だろう。
それを横目に見ながら、路線バスの停留所へ。
さらば!戦友達!
さらば!めおと岩!